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プロローグ

皆様初めまして、作者の葵水月と申します。

初めての投稿兼処女作なので、どうか温かい目で読んでいただけると嬉しい所存でございまする。

それでは、彼女たちの物語を始めましょう。

「···············ん········ん〜」

一人の少女が目を覚まして周りをキョロキョロする。

「·········ここは?」

そこは真っ白い空間(と言っていいのかわからないけど)に寝そべっていた。

少女は身体だけ起こして、小首をかしげ呟く。

そして、一つ思い出した。

「そうだ·········私、死んだんだっけ·········」

そうして彼女は自分の姿を見ると、お腹のあたりが赤く染まっていた。

「··········せっかくの服が台無しね、まぁ、制服だから良いけど」

そう呟くと。

「理解が早くて助かります。」

「······!!!」

何処からか声が聞こえ、彼女は身構えて声がした方を見ると。

「ハハ、そう身構えないでほしいですね。」

そう言いながら頬をかいてる背中に3対の白い翼を生やした男が宙を飛んでいた。

「·········誰?」

彼女が尋ねると男は少し笑って

「私は聖大天使アルテア、まぁ、見ての通り天使ですよ。氷華雪姫さん。」

「·····どうして私の名前を?」

雪姫は不意に名前を呼ばれ更に構えた。

「そう構えないでほしいって言ったのですが、まぁいいでしょう。」

「············」

雪姫はアルテアと名乗る天使を睨みながら距離をとる。

「簡単な話ですよ、私は人間界を見ていたのです、そしたら貴女が”お友達”を守ってお腹に刃物が刺さってるのが見えましてね······おっと、勘違いしないで下さい、私はたまたまそのシーンを見たんですよ?いつも見てるわけではありません。」

これでも忙しいのでっと肩を竦めながら言った。

「·············。」

雪姫は構えを解いて。

「それで?私をここに呼んで何をするの?”忙しい聖大天使様”。」

「はは、それは嫌味で言っているのかい?まあいいさ、そうだね······そろそろ本題に入ろうか。」

そう言ってアルテアは指を鳴らすとアルテアの前に机が出てきた。

アルテアは椅子(おそらくは机と一緒に出たのだろう)に座り、雪姫を見て。

「貴女には、異世界へ転生してもらいます、異論はありますか?」

「·················。」

雪姫は考えて。

「·····異論しかないんだけど。」

そう言った。

アルテアは笑いながら。

「そうですね、ですが良かったです。」

「······何が?」

雪姫は眉間にしわを寄せて言った。

「貴女にもそのような感情があったことがですよ。」

「·······で?なんで私を異世界に?私よりも面白い人居るじゃない。」

雪姫は疑問に思っていたこと聞いた。

そして、言っておいて自分が面白くないと言っているようなことに嫌気が差した。

そして、アルテアは嫌な笑みを浮かべ。

「私からした、貴女は面白い人ですよ······。」

アルテアはそう言って、手を組み雪姫を見る。

雪姫は深く息を吐いて。

「まぁいいわ、それで?異世界に行って何をすればいいの?魔王を倒して世界平和にすればいいの?」

雪姫の問に首を横に振るアルテア。

雪姫は腰に手を当てて。

「それなら何よ?まぁ、私は英雄って柄じゃないから良かったけど。」

そう言って虚空を見る。

アルテアは大きく息を吸い、ゆっくりと吐いてから。

「別に何もしなくてもいいです、貴女にはもう一度生きていてほしい······只それだけですよ、なので好きなことをしてください、ファンタジーの知識はあるでしょう?」

アルテアがそう言うと、雪姫は驚き、目を大きく開いた。

そして。

「何か裏がありそうだけれど······良いわ、もう一度生きれるなら生きたいし······そうね、ファンタジー小説を読んでたりするから多少なりにも知識はある、それで?もう行けばいいのかしら?」

雪姫が聞くと、アルテアは雪姫を指して。

「その格好で行くつもりですか?」

そう言いながら、姿鏡が雪姫の前に出てきた。

雪姫は自分の姿を見て。

「···········これは酷いわね··········ここまでとは思わなかった。」

映し出された姿は、髪は美しい黒色でロングストレートなのだが、ところどころ血で赤黒くなっており汚れている。

顔も美人と言っていいが、左側の目のあたりから鼻、口、首にまで血がべっとり付いている。

服も血で赤黒く染まって、刺されたところは穴が空いていた。

「········私着替持って来てない

。」

「ここまで着替えを持って来れるのはそうそういませんよ、むしろ居たらびっくりします。」

それもそうかと納得した雪姫。

「何処で着替えるの?まさか、ここで着替えるの?······流石に恥ずかしんだけど。」

「大丈夫です、ちゃんと更衣室を用意してます······あぁ、服も用意してますので好きなのを着てください。」

そう言って、指を鳴らすとずらりと服が並び、更衣室にしては広い箱が出てきた。

「なかなか便利ね、それ·······私も使えないかしら。」

雪姫は呟きながら指を鳴らすが、何も起きない。

「まぁ、天使の力が的なものがあるのかもね······。」

雪姫は少し残念そうに言って服を選び、更衣室に入った。

〜30分後〜

「こんな感じかな?」

そう言って更衣室から出てくる雪姫。

「お~、お似合いです。」

雪姫の格好を見て褒めるアルテア。

「そう?普段着ないような服来てみたんだけど······似合ってるなら嬉しいわ。」

雪姫は自身が着ている服を見ながら言う。

彼女が来ている服装は、黒のタンクトップに青のロングコートを羽織り、黒のホットパンツに黒のロングブーツを履いている。

「後は、髪ですが······流石にそれではまずいでしょう。」

「あぁ~、確かに·······ねぇ。」

「何でしょう?」

雪姫は髪を弄りながら尋ねる。

「色は自分で決めれるの?」

「決めれますよ。」

「それなら、青色にしたい。」

「理由聞いてもいいです?」

アルテアは興味を持ったのか少し掘り下げる。

「理由······特に無いけど、今の学校染めたらだめだし·····”茜”にも、似合いそうって言ってたし。」

少し照れくさそうに言う雪姫。

アルテアはそうですか、と言い指を鳴らすと雪姫の髪が青に染まる。

鏡に映った姿を見て。

「······うん、いい感じね。」

頷く雪姫、そして。

「そう言えば、異世界先はファンタジーよね?剣と魔法の世界でしょ?」

雪姫の台詞に頷くアルテア。

「それなら、属性は氷と闇がいいわ。」

「······闇、ですか······ふむ·······。」

アルテアは少し考えて何やら呟いてる。

そして一度頷いて、雪姫を見て。

「良いでしょう、氷と闇属性ですね。」

そして再度指を鳴らすと魔法陣が雪姫の足元に現れ雪姫を包んだがすぐに治まった。

雪姫はゆっくりと目を開けると、瞳が右が蒼、左が黒になっていた。

「良かった、少し不安でしたが成功してよかったです。」

「········。」

おい、大天使と心で突っ込んだ雪姫。

「あ~、後武器は後で決めるわ。」

「ん?そうですか、分かりました。」

アルテアは不思議そうにしていたが、特に気にせず指を鳴らして机を消した。

「以上で準備は出来たので、貴女にはこれから異世界に行って生活してもらいます、良いですか?」

アルテアの台詞に頷く雪姫。

「それでは、良い異世界生活を。」

アルテアはまた指を鳴らすと雪姫の足元に穴が出来て。

「······これってまさか。」

雪姫は足元を見て言うと、アルテアはいい笑顔で。

「それではご武運を。」

と言った。

そして彼女は穴に落ちた。

〜プロローグ 終〜

皆様如何だったでしょうか?

面白くないと言われる方がおられるかも知れませんが、それはそれで大丈夫です、私も嫌な小説は読まぬ主義でございます(笑)。

それでも続きが読みたいと思っておられる方は、お待ち下さい。

いかんせん、どのぐらいの速さで達筆すればいいのか分からなくて(汗)。

多分、作者がエタる可能性が高いです(笑)。

それでも出来たらうpして行こうと思っておりますので、どうかよろしくお願いします。

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