りったんの夢十夜(第二夜)
夢を観た。
気がつくと旅客機に搭乗していた。
何故か天井がなくオープンスタイル。しかし、風は入ってこない。
それを不思議に思わず席に着いている。周囲を見渡してもパニックになっている人はいない。
天井がないのが当たり前のように外を眺めている人もいる。
やがて旅客機は目的地に近づき、少しずつ降下していく。
ところが、そのスピードがおかしい。減速するどころか加速しているようだ。
このままでは確実に地面に激突してしまう。
それにも関わらず、乗客の誰一人として騒ぐ者はいない。
地表が近づく。しかも、空港の滑走路ではなく山の斜面だ。
思わず目を瞑った。当然の事ながら、旅客機はそのまま山腹に突っ込んだ。
衝撃はなく機体はそのまま山の中に吸い込まれていった。
天井がないのに木や草や土や鳥や虫が全く入ってこない。
バリアに守られているが如く、旅客機は地中を突き進み、やがて停止した。
次に乗る時は機体をよく見ようと思った時、目が覚めた。