1日目の終わり
冒険者ギルドから10分くらい歩くとスラム街が見えてきた。
そこまで汚い印象はないが、何処か雰囲気が暗く感じる。
裏路地を見ると小さな子供達が汚れた服に無機質な目をしている。
別段その子達を助けようとは思わない。
見返りもなく助けるやつは気まぐれか、ただの偽善者だ。
それに今は他人より自分の事で精一杯だ。
「ここ宿屋っぽいな」
少しボロいが家の中に入ってみる。
「いらっしゃい」
どうやら宿屋で間違ってなかったようだ。
40代くらいの男性が番をしているようだ
「2泊お願いします、お風呂とかありますか?」
「部屋についている、飯は出ない。2泊で1万だ」
お金を出し、鍵を貰う。
「2回の7号室だ、好きに使え」
「ありがとうございます」
会話を終え、2階に行く。
2日で1万Gは少し高めだが、お風呂が付いているからよしとしよう。
自分の部屋に入ってみると、少し埃っぽい空気に簡素なベットが1つ。
ベットに腰掛け、iPhoneを開く。
「ネットショッピングで洗面道具買うかー」
アマ◯ンで適当なシャンプー、リンス、ボディーソープ、タオル等をカートに入れる
「合計で2000円と.......ポチッとな」
お買い上げ完了と画面に表示され、予めベットの上に置いておいたお金が消える。
それと同時に魔法陣が突如部屋の中に現れ、購入した商品が魔法陣の中から出てくる
「おー、こういう風になるのか」
かなり使い勝手のいいスキルに奏斗は嬉しそうに呟く。
「さて、今日は色々あって疲れたから取り敢えず風呂はいって寝よ」
窓から外を見れば、空が少しオレンジ色に染まっている。
今日は取り敢えず休もう、明日から頑張る!
そんな決意をして風呂場に行く。
お風呂は日本のシャーワーと大して変わらなかった。




