初めての戦闘
「はあ 、はあはあ....っく!」
全力で草原を走る青年がいる。
そう我らヒキニートこと奏斗だ。
「はあはあ、ヒキニートにこんなに走らせてんじゃねえよ!」
誰にでもなく毒づく。
「くっそ、このままじゃ追いつかれて喰われる!!」
狼は合計5体でこちらに向かってくる。
先程まであった距離は今はだいぶ縮められてもう少しで追いつかれるだろう。
「こうなったら一か八か、スキルに任せて全力で倒す」
走るのを辞めて振り返り、無数の狼を睨む。
初めて向けられる圧倒的敵意に足が震えて今にでも倒れそうだ。
「ここでやらなきゃまた死ぬ、せっかく拾ったチャンスを水に流す!」
そう、これはもしかしたら神様がくれた2度目のチャンスかもしれない。
ここで逃げたらきっと俺は本当の意味で終わる。
だからこの世界では後ろを向かず前を向いてあるく!
「頼むぞ....臨刻眼!」
左目かまるで時計のようになり、淡い金色を放つ。
この世界で目が覚めた時から何となく力の使い方は分かっていた。
臨刻眼の能力うちⅠは空間の加速。
それを俺自身に使用する。
「グガアァァァァ!」
狼は目と鼻の先。
こちらに噛み付こうとした所で
「っフ!」
0~100の容量でスピードを出し、噛みつきを躱す。
「はあぁ!」
すれ違いになった狼に回し蹴りを放つ。
バゴっ!と音がし口から血を吐きながら吹っ飛んでいく狼。
休む暇なく駆け出す奏斗。
「創造魔法、、、剣!」
最近いろんなアニメを見てたおかげで妄想が得意になった
難なく魔法で剣を作り出し吹っ飛んでいった狼にとどめを刺す。
「よし、まず1匹」
残り4匹いるがこの調子なら何とか大丈夫だろ。
すぐ様狼たちに向かって走り、空中に10本の剣を創造魔法で作り出す。
円を描くように10本の剣を狼の周り投擲する。
「纏めて朽ちろ!」
最後に手元にあった剣を円の中心に投げ、地面に雷魔法を発動させる。
こうすることで、雷が剣へと感電し、やがて中心の剣に到達する。
その過程で狼は縦横無尽に円の周りに放電する雷に当たって感電しやがて絶命する。
「はあ、はあ.......何とか倒せた」
地面に転がる5個の小さな魔石
それをアイテムボックスに入れる。
「こういうのは売れるかもしれないから入れておくに限るな」
魔石を入れ終えてひと息つく
「街に行きたいけど、ここ何処か分からないしな」
取り敢えず前を向いて歩こうか
そして奏斗は前を向いて1歩を踏み出す




