死
「ありがっとしたー」
コンビニから出で薄暗い道を歩く青年。
周りの家は明かりが付き、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
「みんな楽しそうにしやがって、羨ましいじゃなくて死ね!」
そう毒づいてノロリノロリと歩く青年。
彼の名は黒鐘奏斗。
今年で16歳になったヒキニートの高校生だ。
なぜヒキニートかって?
まあ色々理由があるのだが、1番は虐めから助けたら助けたやつに裏切られて今度は俺が虐められたとか。
あと、父親が息子が虐められてるとか恥だから社会的に俺を殺しに来たとか。
母さんが俺を虐待し始めたとか。
うんまあ、助けたやつに裏切られ、親にも裏切られて他にもたくさんあるのだが家に居たくなくて1人暮しを始めた
で、現在俺はヒキニートとなってます。
幸い俺の親はかなり裕福でお金だけは送ってくれてるので生活に支障はない。
「くっそ、なんでこんなことになるんだよ 」
その瞳は酷く寂しげで何もかも諦めてるような目をしていた。
ノロノロと横断歩道を渡り歩いていると、、、
「ヴーーーーーン!!!!」
体にものすごい衝撃が来て、視界が反転する。
そこに映っているのは、トラックを運転しながら嘲笑する40代くらいの男性。
これは事故ではなく、明らかに俺を狙ってしてる事だとわかった。
体が吹っ飛ばされて道路に何度がバウンドする。
トラックは減速どころか加速して俺を踏み潰そうとこちらに来てる。
「あー、ろくな人生じゃなかったな」
もはや数秒で自分は蟻のように踏み潰されるだろ。
「来世があるなら、幸せになりたいな」
薄れゆく意識の中、最後にそんなことを思う。
そして、、、
黒鐘奏斗は引き潰され、その短い人生の幕が閉じた。




