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パリピ探偵ポア  作者: 吉良 瞳
13/50

【918:×】探偵小品集

 


≪140字ss≫

 ※診断メーカーを使用して作成したSSです。サブタイトルは新たに付け直しています。





 夜も闌となった繁華街のbar。高価な宝石を身に付けた女性が山田の耳元で囁いた。


「…うん、それは実に魅惑的な誘いだね。でも私は、犯罪者と関係を結ぶ積りは微塵も無い」


 穏やかなジャズの音楽。椅子の倒れるパーカッション。


「何を焦っているんだい?」


 その手には既に手錠がかけられていた。


【山田太郎 黒猫の刑事】







「はぁ〜今度のこみけ何描こうかな」


 喫茶店に行くと、山田の部下が独り言を呟いていた。


「こみけ?」


「探偵×刑事の刑事誘い受け。タチはスパダリ」


「よく分からないが不穏な事を言われている気がする」


「それとも敢えてのリバにする?でも監禁ヤンデレ本も描きたい」


「日本語喋れ」


【阿笠と芝崎 彼女の性癖】






 今日は事務所に泊まり。向かいのソファに寝そべるポアの一言からその眠れぬ夜は始まった。


「…レタス次郎のカエルって山田さんに似てるよね」


「あのお菓子のキャラクターか」


「あのキャラって何で警官の格好してるんだろ?」


「さあな」


「…」


「…」


 この後就寝中の山田に電話した。


【阿笠とポア レタス畑で捕まえて】







 塀の向こうに容疑者が居る。我々の身長では除く事が出来ないので、彼女を肩車して伺って貰う事にした。


「先輩、星が動きました!」


「何!」


 慌てて移動しようとするも、マリエンヌがぐらりと落ちそうになる。何とかバランスを取って降ろそうと試る。


「早く!」


「駄目だ、今降ろしたら腰が逝く」


【芝崎と山田 いつもの風景】







 宅飲みをする事になった。普段酒はやらないが、臓腑の汚染を感じた時は消毒だ。


「山田。買い物籠に余計な物を入れただろう。会計が合わない」


「それはお前だろう。先に計算したら割り勘出来る筈だった」


 何が余分に支払われたのか。…確認するとローションと近藤さんが入っていた。


「「違うぞ!」」


【阿笠と山田 犯人は誰だ】






 阿笠さん?基本的にあの人はノリ悪いよ。何時もこの世の全てを恨んでいる顔をしているからね。…とあいつが言っていた。事務所に入ると、ポアがバーンと発砲する真似をしてきた。この位の事なら出来るぞと倒れる振りをする。その後何故だか意識が暗転した。気が付くと私は精神病院のベッドの上に居た。


【阿笠図書 見慣れた天井】







 捜査一課に暇な時間など無い。だがたまの昼時は、人気の無い所で商業BLを読むに限る。そう思って今日は可愛い紙袋に偽装工作をして持って来た。


「…てっきり、私への贈物かと」


 中二病上司のアン畜生がホモを読んでいる。舌を出して困った笑顔を浮かべる三十路は相当気持ち悪かった。


「イタイ!!」


【山田と芝崎 持ち物検査】






※診断メーカーなしのSS





 お盆の時期になると担当した事件の関係者の墓へ寄る事にしている。私は霊園をゆっくりと周り、一つの小綺麗な暮石の前で足を止めた。


「…君も、このままでは成仏出来んだろう」


 一冊の本を供え手を合わせる。今年もあいつは来ない。だがそれで良い。ずっとこんな日常が続いて欲しいと願ってしまう。


【山田太郎 エンドレスサマー】






「ポアちん、この後カラオケ、当然来るっしょ」


 放課後、何時ものメンバーで集まっていた。盛り上げてくれる筈の友人の反応が無い事に気が付いて、声を掛ける。


「ごめん、今日はセンセーと遊ぶから」


「は?」


 小難しそうな小説本を閉じてにこりと微笑む。じゃあねと手を振る彼を俺達は呆然と見送った


【×××とポア 放課後探偵】






「阿笠さん阿笠さん」‬


「なんだ」‬


「えへっ、何でもなーい」‬


 車の助手席でポアがにへらにへらと笑っている。そんなに私との映画が嬉しいのか。可愛げがあるではないか。‬


「ねー」‬


「だから、なんだ」‬


「その服タグ付いてるよ。新しい服新調するくらい俺とのお出かけが嬉しいの?かわいー」‬


 私は車をUターンさせた。‬


【阿笠とポア いつもの風景】






 ねぇ、この文字が見える?…そう、見えるんだね。良かった。検閲が厳しくなる前に、一言君に伝言。君の眼に見えているもの、そのまま受け入れちゃいけない。全てを疑ってかかるんだ。特に××××は信用するな。いいかい、ヒントはあちこちに落ちてる。優しい優しい物語は××だ。探偵は、君だよ。忘れないで。‬

【××× 誰かの走り書き】





 俺の名はカブト。ある日突然VRMMOの世界から出られなくなってしまった!しかも仲間のナスナが悪魔王に囚われてしまった。待ってろよ悪魔王!俺がナスナを救ってみせる!俺のソウルが火を噴くぜ!!

 ソウル・アート・オンライン第一話「指抜きグローブと眼帯は必須アイテム」。俺達の冒険はこれからだ!






 まぐろを立派なヤクザの組長にするために、上海からリーがやってきた。上海ヤクザ、蛤蜊意大利面組の8代目から送られてきたという。まぐろとリーの死ぬ気の生活が始まった!


【スズメくん】中国拳法家ヒットマンREE!に登場するキャラクター。まぐろの通う高校の美化委員長。後に構成員になる。









 ※140字以上SS


「夏休みだよ阿笠さん!海行こう海!!」


「行かない」


 私がドアノブの掃除をしていると、名探偵はごく普通の大学生のような事を言ってきた。既に海パン姿で浮き輪を胴に着用している。水中眼鏡も装備済み…用意周到な事だ。だが私はそんな彼の顔を曇らせる返答しか出来なかった。海ならば友人と行け。


「え〜ひょっとして泳げないとか?」


 探偵は私を煽る作戦に出た様だ。それで私が乗る訳が無いだろう。


「そういう事ではない。行きたくないから行きたくないと言っている」


 如何してこんな暑い時に混雑する海なぞへ行かねばならんのか。私は冷房の効いた部屋で熱い珈琲を飲み乍ら読書でもしていたい。


「…分かった、水着になって自分の中年腹を見られるのが嫌なんだ。俺や山田さんは細マッチョなのに」


「よし行こう」


「チョロっ!」


 童心に返って夏休みの思い出を作るのも悪く無い。決して、丸め込まれた訳では無い。山田の腹筋がきっと弛んでいる事を期待して、私は自分の水着を買いに走った。

【阿笠とポア なつやすみ】







 いっけなーい!二日酔い二日酔い☆


 俺、丸井ポア!何処にでも居るごくごく普通の大学生!でも一つだけみんなとは違うところでがあって…。探偵やってまぁ〜す!みたいなっ☆ミ


 ある日、俺の探偵事務所に依頼者のねーちゃんがやって来て、俺にとある殺人事件を解決して欲しいって言って来たんだけど…?!一体俺、ど〜なっちゃうの〜!?!?


(夜行巡査更新時・あらすじ)







 \さぁ〜て、来週のパリピ探偵は〜??/


 阿笠です。巡査が殺害された事件が解決したと思ったら、今度は幼馴染の山田に新たな事件の捜査を依頼されました。彼は女子高校生が中毒死した事件に疑問を持っている様で…?


 さて次回は『芝崎、苺タルトを吐き散らかす』『名探偵、犯人と服の趣味が被る』『阿笠、風邪を引く』の三本です。


 来週もまた見て下さいね。じゃんけんぽ

(殺人アカウント更新時・あらすじ)





暫く更新出来ていなくてすみません。


お知らせです。


9月23日、石川県で開催の『金コミ111』で本作品の同人小説を配布致します。スペースは『き09』です。

内容はなろう投稿済みの『夜行巡査』と書き下ろし『毒婦礼讃』の二編になります。価格は300円です。

初めての同人小説なのでクオリティはお察しですが、ご近隣の方は是非宜しくお願い致します。

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