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ブーゲンビリア


「今日はどこに行くの?」

あの日から、私たちは恋人同士になり、いつも一緒に居る、今日は休日、学校が無くても、会わない日はないくらいにいつも一緒に居るようになった。

どこか遊びに行く日もあれば、予定ないけど、待ち合わせする、そんなときだってある。

ただ一緒に居るだけで、楽しい日々は続いていた。それはただ私が浮かれているだけなのかもしれない。


それでも、今が楽しければそれでいい、この夢のような時間に終わりなんてないと思ってる。

きっとどうなってもこの関係は続いていく。学校を卒業して、大人になっても、どこまでも一緒に居られる、そんな約束をキミと交わしたから


私は今日の終わりに渡そうと思って、自分の思いを込めた、贈り物を用意した。

きっと驚いてくれる、でもありがとうと、その一言が聞ける、それが楽しみなんだ。


「今日は公園でいいか?」

私は頷いた、そして手を取って歩き出す。行く場所なんてのはどこでもいいのだ。2人で歩いて、楽しく話せればそれでいい。不思議と2人で歩いてる時は疲れなんて感じない。

本当にどこまでもいけるんだと思うくらいに、体が軽い。


「そういえば春が来たら卒業だけど、進路は決めたの?」


「まだかな、キミの隣にいれればそれでいいかな」

私はこの質問を何度か繰り返してた。本当は決めてるだろうけど、なぜか教えてくれない。2人の間にある唯一の秘密だ。


「まぁそのうちわかるさ」

そう言って私の背中をバシバシと叩く、何なんだろうなと思った。それでも嫌な気はしなくて、むしろ嬉しいサプライズがあるんじゃないかなって思う。

楽しい時間はあっという間で日が沈み始めたころ、夕暮れの鐘が鳴り響いた。時計を見ると、6時を指している、そろそろご飯の時間だ。


「さて、帰るか」


「待って、少しだけいいかな」


キミは不思議そうに立ち止まった。そしてこちらを振り返った


「これ、私の気持ち」


「何で花?」


「私の気持ちだよ、大事にしてよねっ」


凄い困惑した顔を浮かべていた、それでもキミは優しいから微笑んでくれた


「ありがとな」


送りつけたブーゲンビリア

私には「あなたしか見えない」という意味が込められていた

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