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昼休みの日常

午前の授業が終わり、お昼になったころ

私は鞄の中からお弁当箱を広げて、食べようとしていた


「ねぇ、箸貸してよ」


隣の席からキミは話しかけてきてくれた、弁当箱に箸を入れ忘れることなんてよくあること

ただ都合よく解釈すればそれは私と話す口実を作るためじゃないだろうか、そう思えるくらいの頻度で忘れている


「えっ、ごめん、私のしかないんだけど・・・」


私はいつものごとく、自分の箸しかない


「じゃあ食べさせてよ、ほら」


なんでそうなるんだろうか、ただあまりにも嬉しそうに言うので私は食べさせてあげる、もし私がもう1つ持ってきてたならこんなことは出来ないからそれを少し期待してる私も私だけど

やっぱりわざとやってるんじゃないかと思うときもある


それでも嫌じゃない、むしろ楽しみだ、2人で色とりどりの弁当を楽しく話しながら食べる

おかげで退屈しなくて済むけれども、食べさせるのは少し恥ずかしい


「ありがとう、いつもよりおいしく食べれたよ、今度なんかお礼するね」


そう笑顔で言ってきた、その言葉は嬉しい

多少嫌なことがあっても、ありがとうの一言で私の心は晴れ渡る


「うん、期待しないで待ってる」


私はいつものように返す、これがいつものやりとりだから

これが日常なんだ、きっと明日には今日のことなんて忘れてるんだろうなとも思う


今までお礼されたことはないし、ただ私が一緒にいれて嬉しいだけ

そっと隣で見つめる距離、気づくとキミは笑ってくれてそれだけでいいんだ



「そういえばさ、あーんしたりするのってカップルみたいだよね」


「もぉバカなこと言わないの」


私の頬は少しだけ赤くなっていた、キミの一言で私は喜ぶし悲しむ

そうなれたらいいなと最近思い始めてる。私は隠すのが下手なのだろうってくらいに慌てた。

キミも笑ってくれるけど、キミにとってはただの日常の1ページに過ぎないのだろう。少しはそんなことも思って欲しいなって思う


もしも君が気づいてくれれば・・・・・・


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