第九十八話 夏の終わりと少年の女難?
「段蔵~♥️」
突っ込んできたタルトを俺は抱きとめ軽くキス。小さな身体を床に着地させる。
いつ見ても犯罪的なミニマムボディだが、今日は一際セクシーだ。
「へへ~ん、夏の間にレーノプールで焼いたのよ♥️」
レーノプールとはクラリースが地球のとある室内プールをモデルに屋敷の最上階に造らせたプールである。
タルトの言う通りグリーンの肌が濃い紅茶みたいにくっきりスク水形に焼けている。更にピンクの極小紐水着を着て完全に誘っている。
よし。
「え?え?」
俺はタルトをお姫様抱っこして近くの部屋に入った。
・・・
・・
・
「うん、かなり良かったぜ。夏の魔力ってヤツかな?」
「ほひゅ~~~~~♥️」
「それじゃあ汚れちゃったから今度は風呂入ろうぜ」
・・・
・・
・
「のぼせちゃったか?」
「へう~~~♥️」
「洗った先から汚したのは悪かった。でもそんなエロい格好してたら仕方無いだろ?」
俺は涼しい部屋にタルトを寝かせ、ジュースを飲ませてやった。
気力が無くなったのか中々飲まないな、ナノマシンの体調管理機能で命に関わる症状は出ないだろうが水分補給はしておくに越したことは無い。口移ししてでも飲ませるか。
・・・
・・
・
「またヤッちまった」
「♥️♥️♥️♥️♥️」
「言っとくが、あの状態から舌を絡めて来たのはタルトだからな、それで我慢出来るワケ無いだろ。もうゆっくり休んでおくんだぜ」
こんな出来事が何回もあった。
うん、分かってる。精力が異常ってのは知ってる。特にタヌキ姉さんが龍の血が云々言い始めた頃から増加する一方だ。それでいて仕事の時とかはちゃんと制御出来てるのはありがたいが。
「・・・考えても俺は専門外だから分からんか、今日は休みだし寝よう」
この日は部屋に戻る時にすれ違った妻数人を引っ掛けて寝た(色々あって実際の睡眠は深夜)。
女の子が持ってた綺麗な箱の中からふんわりと良い香りがする。
「・・・その箱・・・どっかで・・・見たような・・・スヤァ」
◇ ◇ ◇
僕が目を覚ますと綺麗なハダカのお姉さんが何人もくっついていた。今日もまた“僕”が起きた。
前にタヌキのお姉さんから聞いたんだけど本当の僕はもう大人になっていて時々魔法で子供に変えてる・・・らしい。
なんでそんな事するのか聞いてみたら「可愛いから」だって、僕は男の子だからあんまり嬉しくないよ。
このお城みたいな家にはいっぱい女の人が住んでるんだけど、みんな・・・その、なんて言うか・・・すごくエッチなんだ。
寝っ転がってるお姉さん達の中に一人起き上がった子が居た。
最初に僕と結婚式をした人間のスペシアナちゃんだ。
「おはようリュージ、今日はプールで遊ぼ」
このお屋敷には二つプールがあって、一つは地下のおっきくて深い運動用のプール、二つめは三階の水遊び用のプールだ。
もちろん僕達は三階のプールで遊ぶんだ、地下のプールだと溺れちゃうからね。
スペシアナちゃんのお姉さんのソフィーさんが一緒に遊んでくれる事になったんだけど・・・。
(あう、ソフィーさん凄くエッチな水着着てる。あっちのお姉さんもおっぱいおっきい・・・え!?あのお姉さんハダカだ!)
「もう夏も終わりだけど、このプールは温水だから冬にだって遊べるわよ竜二君」
「は・・・はい」
「・・・」
ボールが僕の方に飛んできた。僕は打ち返そうとしたけど、その・・・上手く動けなくって失敗しちゃった。
「む~~、リュージさっきから失敗ばっかり!!」
「竜二君、動きがカタイわよ?どうしちゃったの?」
ソフィーさんがニヤニヤと近づいてくる。ソフィーさんだけじゃなく周りのお姉さん達も寄って来る。
「あう・・・」
「リュージはお姉ちゃん達のおっぱいばっかり見てる!私がリュージの一番のお嫁さんなのに!!」
「あら~、竜二君は悪い子ね。こんな可愛いお嫁さんを怒らせるなんて」
お姉さん達が僕を掴んでおっぱいを押し付ける。
「これは仲直りの儀式をしないとダメね♥️」
「仲直りの儀式?」
「そう、スペシアナちゃんにごめんなさいのチューをするの、それでね・・・」
お姉さん達は僕とスペシアナちゃんをぐいぐい押して体がくっつくまでになった。
言われるまま僕達はチューをして、それで終わらなかった。
更にお姉さん達は僕とスペシアナちゃんをスリスリとくすぐって・・・。
・・・
・・
・
注:清潔な魔法のプールを使用しています。プールでの行為は大変危険です。
「ううう、恥ずかしかった」
「♥️♥️♥️」
「スペシアナも満足したみたいね、竜二君はちゃんとお嫁さんを恥ずかしがらずに、こうやって愛してあげないとダメよ♥️」
「はい、わかりました」
「分かればよろしい、またスペシアナと遊んであげてね。大人の姿でもね♥️」
二人は自分の部屋へと戻って行った。僕はスペシアナちゃんのトロトロになった顔と良い匂いが忘れられず暫く動けなかった。
◇ ◇ ◇
この世界には魔法がある。僕も何回か見せてもらったけれど凄くカッコいい。
僕も使えるようになるのかな?そんな事を考えてると僕が最初に結婚した三人のお嫁さんの一人、エルフのエメリッタちゃんが魔法のお勉強をしている教室へ案内してくれた。
「アンナも一緒に来る」
アンナちゃんは二回目の結婚式の時に僕と結婚したエメリッタちゃんの友達だ。
「僕も魔法使いになれるかな?」
「わからない、でもリュージは授業に絶対必要、凄く大事」
そう言われて教室に入ったんだけど・・・何か、普通のお勉強とは違うような・・・。
「稀に人を見ただけで大まかな魔力量と属性を言い当てる人が居ますが、かつて女伯爵が教職に就いていた頃に魔力を目視出来るのではないかと仮説を立てた事がありました。この仮説はみんな知ってるタヌキのお姉さんにより正しい事が証明されたばかりか残り四感とそれを補助する第六感の全てで認識可能であるとされています。悪い事ばかりしていた女伯爵でしたが教育者や研究者としては結構優秀だったんですね。裏の仕事を悟らせない為の演技だったんでしょうが」
今、僕が座っているのは生徒のイスじゃなくって何故か黒板の前に置かれたベッドだ。
銀色の綺麗な角が生えたジョゼフィーヌ先生が僕に抱きつきながら授業している。
「さて皆さん、前回までの授業で魔力の目視は出来るようになりましたね?今回はそれを踏まえてある実験を行います」
先生が僕の肩にポンと手を乗せる。
「竜二君の魔力に注目して下さい、ん~正直魔法使いになるには心許ない魔力量ですね。やっぱり彼は戦士向きなんでしょう」
ちょっとショック、僕は魔法使いにはなれないのか~。あれ?じゃあ何で僕は呼ばれたんだろう?
「そんな竜二君でも使える超凄い魔法があるんですよ」
「え?そうなの先せ・・・」
僕の返事を聞かずに先生は僕のお股をにぎにぎと握った。
「あひっ・・・ひゃぁ・・・やめ・・・」
「女の子みたいな声ですね。どうです皆さん視えますか?彼の中から魔力が湧き上がって来るのが、信じられない勢いで増加しているでしょ?」
僕には見えないけど生徒の女の人達が口々に何かを呟いている。
「うわ・・・」
「あんなに・・・」
「まだ子供なのに・・・」
先生が僕の耳に熱い息を吹きかけそのまま舐めるみたいに囁く。
「貴方にしか使えない素敵な魔法を教えてアゲルからしっかり覚えるのよ♥」
先生は僕のズボンをスルスルと下ろした。
「それでは吸魔の術を見せるからしっかりノートを取って下さいね」
・・・
・・
・
「んチュ・・・濃い♥」
先生は口を離すと唇の周りを舌で拭った。
「どうですか皆さん、彼の魔力を吸い取った事で私の魔力にも変化があったでしょう?」
「はい、信じられませんが竜二君の魔力が先生に流れ込んだ後、吸い取った以上に魔力が増加しています」
「良い着眼点ですね。男性と女性では魔力の性質が少し違うのです。女性の術者は愛する男性の魔力を吸収する事で体内で魔力反応が起こり新たな魔力が生成されるんです。ここで重要なのは愛する男性という部分ですね。魔力とは感情に左右されがちで不安定な物だから確固たる愛が必要なのです」
「不味くは無いんですか?」
「普通に経口摂取すれば当然美味しくはありませんし臭いです、どんなに愛が深くてもこればっかりは仕方無い事ですね。そこで先程の授業を思い出して下さい、魔力を感知するのは視覚だけではありません、当然味覚や嗅覚でも魔力を感じる事が出来るのです。舌に魔力を乗せれば摂取した魔力と反応して美味と多幸感が得られます。味に関しては術者によって変わるそうですが、私は甘味の強いすりおろしリンゴみたいに感じますね」
疲れてベッドに倒れ込む僕を先生が優しく撫でてくれる。恥ずかしかったけどやっと授業が終わる・・・。
「いよいよ最後の実験です。これだけの魔力をお腹の中に直接受けたらどうなるか?これは今日授業を受けてる皆さんの中から代表で二名に出てもらい実験してみましょう」
先生は僕を抱き起こし、ジュースを飲ませてくれながら教室中を見渡す。
「では今日、竜二君を連れて来てくれたエメリッタちゃんとアンナちゃんにお願いしようかしら?」
頬を赤くした二人がベッドに近づいてくる。
「竜二君は一度魔力を出して疲れてるから、二人でゆっくり癒すように愛してあげなさい」
「わかりました先生」
「はい」
「竜二君は受けた愛を力一杯お返ししてあげなさい、それが貴方の唯一にして最強の魔法よ♥️」
・・・
・・
・
「♥️♥️♥️~♥️」
「♥️♥️♥️ッ」
「視えますか皆さん。今、彼女達の胎内で爆発的に魔力が膨れ上がっているのが。性的快楽と急激な魔力増加による多幸感は経口摂取の比ではありません。増加した魔力は時間が経てば身体に馴染みますが残念ながら個人の許容量から漏れた魔力は体外に出て行ってしまいます。ですがタヌキのお姉さん曰く繰り返し魔力を吸収すれば徐々に許容量は大きくなるそうですので、機会があればどんどん竜二君に手伝ってもらいましょうね」
僕は疲れて顔を上げる事も出来ないけど女の人達が一斉に僕の方を見たのは何となく感じ取れた。
◇ ◇ ◇
今僕達はタヌキのお姉さんが作ったダンジョンを探検してるんだ。パーティーは僕と、一番最初に結婚した犬のお耳と尻尾が付いてるストリムちゃんと、そのお母さんのティティさんだ。
「そこだよ!」
「や~ら~れ~た~」
隠れていたゴブリンの騎士さんを木の剣で倒し、ゴリラのお姉さんの周りを跳び回って目を回させたり、頭と体が離れてるお姉さんの頭を捕まえたりと順調に進んでる。
「凄いねお母さん、リュージ君とっても強いんだ!」
「ほんとね~、子供になっても流石あの人です。遊び装備とは言え皆それなりに本気だったのに軽く翻弄してるわね」
キラキラな蜜が出てる洞窟で蜂のお姉さんの槍を弾き飛ばした時、ハチノコちゃん達がゴールの旗を振った。
「オメデト~」
「アッパレ~」
「ゴールまで辿り着いた皆には黄金蜜牢名物ハチミツパンケーキをご馳走してあげますね。さあさあ、早くこっちに座って」
蜂の女王様がとっても大きなお皿にとっても大きなパンケーキを載せて、バターがトロけるその上にミツバチのお姉さん達が黄金に輝くハチミツをたっぷり垂らして出来上がり。
「わあ、美味しそう」
「それでは皆さん」
「「「「「いただきま~~~す」」」」」
甘くてふわふわでアツアツで、汗が出てきたけどとっても美味しい。
ストリムちゃんもティティさんもサロメさんもゴブリン騎士ちゃんもゴリラのお姉さんも蜂のお姉さんもハチノコちゃんも、皆お顔を赤くしながらパンケーキをたべている。
「皆さん遠慮せずどんどん食べて下さいね・・・ん?どうしたのハニービー、え?蜂蜜の瓶を見ろ?何々・・・“ポーション材料用超強力フェロモン凝縮精力バキバキ蜂蜜 注:原液を直接摂取しないで下さい、性欲モンスターになります”ですって!?・・・ヤバ」
僕は幸せだ。こうして綺麗なお嫁さんに囲まれ美味しい物を食べて、暑い、お嫁さん達の肌がキモチイイ、ワケわかんないけどアツさを吐き出さなきゃ、オヨメサンもキモチよさそうだ。どこにいくのハチの女王様、女王様もいっしょに遊ぼうよ。大丈夫、やりかたはジョゼフィーヌ先生からちゃんと聞いてるから。
「竜二君、落ち着いてね、ね・・・ア゛~~~ッ」
ふと、フサフサの何かが揺れるのが見えた。フサフサのもとをたどっていくとストリムちゃんの尻尾だった。ペタンと寂しそうに揺れている。それで僕はほんの少しだけ元に戻った。
このダンジョンを探検しようと誘ったのはストリムちゃんだったじゃないか、だったらストリムちゃんと一番たくさん遊ぶべきだ。
・・・
・・
・
気がつけば僕の周りでハダカの女の人達が気持ち良さそうに寝転がっていた。
隣には僕に抱きつくストリムちゃん。
何があったかあんまり覚えてないけど、ストリムちゃんが嬉しそうにいっぱい尻尾を振っていたのは何となく覚えている。
僕はストリムちゃんにチューをしてもう一眠りする事にした。
◇ ◇ ◇
「で・・・結局今の俺と子供の俺のどっちが好きなワケ?」
俺の特大サイズのベッドにはスペシアナとソフィーの姉妹、エメリッタとアンナの親友コンビ、ストリムとティティの母娘が入っていた。
「え~、ダンゾー様嫉妬ですか~?」
「ば・ば・ば・ば・バカ言っちゃいけねぇ、俺が子供に・・・それも自分自身に嫉妬だなんてあるわきゃねぇ!」
「この上なく動揺してらっしゃる」
「もういいじゃないですか、どちらも素敵な貴方ですよ」
「まあ良いさ、どっちも俺である事に変わりは無いから、そのふわっとした答えも良しとしておく」
でも実際は子供の俺の方を好いてる妻も居るか、子供化の頻度を増やしてもらうか、何か癪だけど。
「それで段蔵様、今度はいつ触手ウネウネモードになってくれるんですか?」
くっ、そっちのファンも居たのかよ。
ちなみにクラリースは意外と子供モードとは相性が悪く一回で興味を失った。曰く『子供の段蔵様も可愛いんですけど、私の身体は今の段蔵様にピッタリ合うようになってるみたいで子供状態は少し物足りません』だそうだ。
◇ ◇ ◇
~ちょっとオマケ~
俺「子供の俺にあんな事して、将来性癖が歪むだろ!!」
タヌキ姉さん「もうこれ以上無いくらい性癖が歪みきってる実例が妾の目の前におるのにこれ以上歪むワケ無いじゃろ!!」
第九十八話 “完”
今回のヒロイン達の名前の元ネタは・・・秘密だ!!




