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遊人現代忍者、王国ニ舞ウ  作者: 樫屋 Issa
探偵 帝国ヲ駆ケル
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第百三十五話 守鶴前の魔法実験(陽)

エロいと筆が進む。

地球には東西問わずドラゴンあるいは龍に神秘の力が宿るとの伝説が有る。

竜二が持つ叢雲・改のオリジナルである草薙の剣を宿した八岐大蛇、その血に不死の力が宿るとされるファフニール、無限を象徴するウロボロス、世界そのものとも言える黄龍、程度の差はあれど何れも強い奇跡の力を宿している。

我等が夫の竜二も初めて龍に覚醒した際には貫かれた臓器を瞬時に再生させ、負傷した妻達を眷属として超強化して見せた。

今回は竜二に眠る神秘の力がどれ程のモノか調べてみたいと思う。


被験者:レア・アカギ(旧姓エルダー) ○十三才

若い頃はその美貌と肉体を利用しインサイダーな情報を引き出しアウトな方法で財産を築いていた。

娘であるエラを出産後一時は引退したものの成長した娘自身の強い要望により母娘で仕事を再開する。娘が資産家と結婚し孫娘のアイーダをもうけた際には流石に孫娘には同じ道を歩んで欲しくは無いと母娘で決めたのだが娘婿は非道な男で孫娘にも同様の仕事をさせて利益を独占しようと目論んでいたのである。

娘婿の罠により母娘揃って奴隷に貶された所を孫娘共々竜二に救われハーレム入りした。元娘婿はしばき倒した。

嘗て美貌で利益を得ていただけあって一般の同年代と比較しても若く見えるがあくまで同年代と比較しての話なので限界を迎えている事は彼女自身が理解している。


「私の様な孫も居る年寄りが今更ハーレム入りとはね」

「なははは、妾から見れば若い若い」

「貴女様の若返りの秘術については聞いていますが本当に効くのですか?」

「この肉体を見れば分かるじゃろ?じゃが今回は実験も兼ねて新たな方法を試してみようと思うのじゃ」

「新たな方法?」

「うむ、兎に角お主は竜二と一度寝てみてくれ」

「は?こんなお婆ちゃんを?」

「何、竜二の広い守備範囲ならギリギリいけるじゃろ」

「・・・あくまで実験なのですね?」

「途中で本気になるかも知れんがな」

「分かりました。ですが私にも嘗て億を稼ぐ美貌を持っていた矜持があり、この衰えた身を抱かれる事は不本意なのです。ですから・・・」


こうしてレアと竜二の実験を兼ねた初夜となった。

目的は龍の体液が与える人体への影響である。

その為被験者にはまだナノマシンを飲ませてはいない、しかし竜二の体内には万能ナノマシンが巡っており、何度か竜二の体液を浴びればナノマシンの効力が発動して龍の力かナノマシンの効果か判別がつかなくなってしまう。

およそ六度程の性交渉でナノマシンが効果を出し始めるので五回位しか実験は出来ない。


「では始めよう」


~一日目~


美貌が失われた顔を見せるのを嫌った被験者の要望によりフェイスベールが掛けられた状態で行為が始まった。

幾度か甘い声を上げる瞬間はあったが腰痛により反応が今一つ鈍く、竜二が被験者に配慮した事も有り早々に終了した。


~二日目~


朝、一見被験者に変化が無い様に見えるが前日よりも腰の具合が良く、食事もこれまでの倍は摂取した。

また、実験時に艶の有る声を出す事が多くなり前日には無かった腕や脚を絡める等の動きを見せ、行為の時間自体も延びた。


~三日目~


今や効果は明白である。

身体のしわは驚く程減少し、腰痛のみならず節々の小さな痛みも無くなっていた。

血色が良くなり細い灰色混じりの白髪は太く丈夫な髪へと変化した。しかし髪の色は黒い部分が完全に無くなり白磁器の様な艶の有る白一色になった。

この日からフェイスベールを外しての行為となったがトラブルが起きる。

一日一回の性交渉で変化を記録する予定が被験者の健康状態が良好になった為に性的興奮が増大、妾が鍛えた竜二のテクニックと高位の神秘生物が行う本気の求愛行為により現役時代ですら得た事も無い快感に翻弄された被験者は実験を忘れ、規定回数の五回をあっさりと超過してしまった。

実験は中止である。

被験者レア・アカギは健康な肉体を取り戻したが際限無く若返ると言う事は無かった。

あの日以降も何度か竜二と愛し合ったが現在は三十代程の外見から変化は無い、他に大きな変化と言えば失われた生殖機能が復活した点だろう。

今回の実験で判明したのは健康状態の改善、ナノマシンでは不可能な臓器の修復、ある程度の若返りと維持、まだまだ不明な点は多いがこんなトコロだろう。今後も何人かに協力を要請して実験を続けようと思う。


・・・

・・


ここからは妾、守鶴前の分身の一体である魔法担当の刑部ぎょうぶによる何の根拠も無い仮定である。

竜二に宿る力の本質は不老長寿などでは無いと思われる。

無論、龍の体液ならばそれだけで不老長寿に至れる魔力を秘めているのは確かであるが、本命は変身能力なのではなかろうか?

ドラゴン牧場襲撃の際に初めて見せたのが正にソレである。

竜二は単に妻達を眷属にしたのでは無く姿形を作り替え変身させたのだ。

ならば今回の実験でも同じ事が言えるのではないか?

被験者レアは龍の体液を浴びて若返ったのでは無く肉体を徐々に別物へと変化させて行ったのでは無いか?そう考えた時、幾つか納得出来る点が有る。

先ず髪の色だ。

元々は黒髪だったと言う話なので単純に若返ったのなら黒髪に戻るハズであるが、そうはならなかった。被験者の髪は艶々の白磁器の様な白へと変化した。

次に外見年齢が三十代程で止まった事だ。

これも本当に若返りならば流石に幼児までは(倫理的に)無理でも、もっと若返る事は十分可能である。いや、若返ってなければむしろ不自然だ。しかし、そうはなっていない。

ならば三十代の見た目に徐々に変身したのだと考えた方が自然ではある。

が、万が一この根拠の乏しい妄想が正しければ「万能細胞に魔力流したら魔物の女の子が出来ちゃいました、テヘッ♪」よりも更にヤベー現象が起きてる事になる。

魔物娘の誕生が粘土から国宝級の壺を作る事だとしよう。正直これも納得出来ない部分は有るが、一応材料は揃っているから良しとする。

だが今回の変身は人→人の変身故に気付きにくいが、シチューを作ってたら国宝級の壺になりましたって位に意味不明だ。

妾も変身するだろうって?妾の術は事前に材料を揃えてあるから問題は無いわ。

どうしてこんな現象が起きたのか?過程は兎も角として竜二の深層心理に鎮座する龍が願ったからだろう。己が妻にはこの姿が似合うのだと。

竜二の趣向が変化すればもしや我等の姿形も変わるのだろうか?

それは怖くもあり・・・見てみたい気もする。


◇ ◇ ◇

~おまけ~


飛行船ハスタール号の同型船について


・アンネームブル

ハスタール号と同様の目的で使用される完全同型の予備船。


・キング・イン・イエロー

戦闘用飛行船、レモン姫がそのサイボーグボディーを最大限に活かす為に開発されている。

未来感あふれるコンソールにレモン姫がアクセスする事で船の全システムを単独で使用可能、移動や姿勢制御は元より各種魔法砲撃、ミリ単位での超精密射撃も可能となっている。また、敵に侵入された時の為にトラップも用意されており、それら全ての制御を基本一人で行っている。

当然船長はレモン姫だが万が一のトラブルを考慮してオルタンス将軍が副長として二名で運用している。


・エメラルド・ラマ

最先端医療設備が整った病院船。

仲間の救助は勿論のこと大規模災害の際には正体を明かしてでも人命を救うという決意を帯びた船。

船長はジェーン姫、乗組員は操縦士二名、作業員四名、救助隊員含む医療従事者十名で構成されている。


・シュブ・ニグラス

今回の作戦には不参加の夫婦船。

クラリースが空の上で〇〇〇したいって言うから建造した娯楽の為の船。

船長はクラリース、操縦士四名、作業員八名、コック二名、その他乗船希望の妻四名まで乗船可能。

船内で豪華な食事を味わって、外が一望できる大きな窓の付いた船室内の大きなベッドで〇〇〇するだけの船。

船員が他より多く乗っている理由は船員も交代で〇〇〇する為である。

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