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夏生詩集3

善良

作者: 夏生

誰も悪いことしようとしていない

善良であろうとしている


守るために傷つける

傷つけられたから、傷つける

守るために奪う

奪われたから奪う


善良でありたいから

豊かに生きたいから

家族を守りたいから

恨み、憎み、壊す


善良に研がれた刃を

ふりかざし

善良を守るために

焼き尽くす


善良でありたいから

理想をかかげ

それ以外は排除する

徹底的に


赤黒く汚れていく手を

うっとり見つめ

善良の闘いに酔いしれる


かかげられた善良のメッキが

剥がれ脆く崩れ去ると

あとは廃墟が広がるばかり






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