第2話:本人の知らぬ間に
見てくださってる皆様ありがとうございます! 作者の力量不足で人物描写が皆無です。その辺りを解消するために、別の小説としてキャラなどを紹介するものを作ろうと思います。 このやり方はよろしくない、と思う方は一報よろしくお願いします。
〜冬休み〜
轟邸にて
こんにちは、私は轟絵美子ともうします。
私には、ペットが居りまして、
「ペス」と申しますの。犬種は、土佐犬。年令は、18才ですの。今からご飯の時間ですので離れの犬小屋に向かう途中なのですわ。
ガチャッ!
「ペ〜ス〜!ご飯ですわよ〜。」
あらまぁ、いつもなら小屋に入たっらすぐに来ますのにどうしたのでしょう。
「ペ〜ス〜ご飯抜きにしますわよ〜。」
おかしすぎますわ!
パタパタ、パタパタッ
ペスめ私に小走りをさせるとはいい度胸ですわね、覚悟しなさいっ!
「ペスっ!!どうしてこないのっ!いつまで寝てるつもりなのかしらっ!」
ペスを触ってみたのですが、冷たくなっていますの!!し、心臓が動いていませんの!!
「ペッ、ペス!早く生き返りなさい!私の命令が聴けないのですかっ!!」
残念ながらペスは返ってきませんでした……
私は、2、3時間泣き続けましたの。そして、私は、新しいペットを飼う決心をしましたの。
「父様。私、新しいペットがほしいの。何か良いペットはいませんのかしら?できれば、大きいのが良いのですわ!」
そうすると、父様こと玉三郎が口を滑らしましたの!してやったりの回答を得られましたわ!!
「確か、隼人くんが波多野家のしきたりに入る時期に来ると思うんだが………はっ!いっ、今のは聞かなかったことにしなさい!! おっ、大きいのなら熊なんてど、どうだい?」
それならば、人間のペットもとい、家政夫として轟家に呼べば楽しく過ごせそうですわ!
「父様、私、決めましたの次のペットは隼人で決まりですわ!(黒笑)
手配をよろしくお願いしますわ(ハート)。」
父様の焦りようは傑作でしたの!私はこれからの生活のことを考えると笑みがこぼれますわっ!!
あー何を着せようかしら、どんなことをさせようかしら。
翌日、父様に頼んだのに何もしてくれていませんの。こうなったら、私自らの手で手に入れてみせますわ!
「もしもし、はい。轟グループの役員の絵美子ですの。さっき送ったメールの内容どうり波多野隼人が連絡の取った、もしくは取る予定であろう場所に圧力をかけなさい!!そして、隼人が行くところを無くしなさい!!よろしくて?」
〜春休み直前〜
私の圧力が効いたようですわね(黒笑)。隼人も100件を越えるまで粘るとはなかなか根性がありますわね。早く私の所に電話すればいいのに!!
あぁ忌々しいことですわ! まぁいくら頑張っても結果は変わらないのですけどね。オッホッホッホォ!!
あとは父様に手紙を書かせるだけですわね。どうやって書かせようかしら。
あっ良い方法がありましたわ!!
「父様、こんなものを見つけましたの。」
こんな紙切れが役に立つときが来るなんて思いもよりませんでしたわ。まぁ父様は一度母様に懲らしめられたらいいのですわ!
「どうしたんだい絵美子。今は手が離せッ!!!!どっ、どうしてそれを絵美子が持っているのだ!?
とっ、とにかく返しなさい!」
「えぇ、いいですわ。た・だ・し、私の言うとおりに物事を運んでいただきますわ。」
「わっ、わかった!これでいいんだな!?
ふぅ。あぁよかった、これで証拠隠滅できる。あとは冷華にさえ見つからなければ……」
まんまと罠にはまりましたわね。父様もそんなに動揺するなんて……。よほどやましいことがあるんでしょうね、まぁあとは母様にまかせて退散しますわ。
ドタドタ、ドタッ! ガッチャリ!!
「あ・な・た〜!!このキャバクラの請求書の束は何なのっ!?
私というものがありながらこんなとこに行くなんて許せません!」
「すっ、すまん!冷華、落ち着け!ウッウギャーー…………。」
退散してて正解ですわ。ドアごしから物凄い叫び声がしましたの。
まぁ、父様は、私に『返せ』と言っただけで、『母様に言うな』とは、一言も言ってませんし私は悪くないですわ。
あぁ。これで私の人生も少しは楽しみになりますわ!
早く隼人が来ればいいのに…。待ち遠しいですわ。早く春休みにならないかしら…………。