第一話:行き先決定!?
この小説は完全不定期更新です。あとオリジナルですが、この世のなか同じような小説があるかも知れませんのでご理解ください!
おはようございます。今は朝の七時ですが、実にいい朝ですね!雀が鳴いてますよー!
僕は、春休みでも比較的早く起きるほうなんです! それに、しきたりのせいで毎日駆け回らないといけないので、早く起きなきゃならんのです。
ガッチャッ!
「隼人にぃご飯だよ〜!ってなにしてるのっ!?」
おっとしまった!ヨガのポーズで頭の後ろに足を組んだままだっ!
「冬馬、ノックぐらいしろよ。見て分からない?ヨガだよ。目覚めがよくなるんだよねこれすると。」
「そっ、そうなんだ。先にご飯食べてるから降りてきてね〜」
ふぅ。まぁ目覚ましのためだけにやってるって訳でも無いんですがね…
家探し&働く場所100連敗してたらヨガでもしたくなるもんなんですね……
「隼人、手紙が来てるわよ。あら、玉三郎兄さんからだわ!どうしたのかしら?」
一階に下りると、いきなり目の前に何か出てきましたよ。少しビックリするじゃないですか!
「母さん。僕あての手紙でしょ?勝手に見ないでくださいよ……。返してくださいね。」
ヒョイッととりましたが、
物凄く嫌な予感がするんです!なにせ、日本屈指の財閥・轟グループの総帥からの手紙です!しかも、僕の天敵の父親ですよ!絶対!!何か裏があるに違いません!!
半開きの封筒から手紙を取り出しましたそれには以外にも普通なことが書かれていました。
『隼人くんへ
確か隼人くんは、波多野家のしきたりにはいるんだよね?じゃあうちで住み込みで働かない?学校も轟グループ系列に入ればいいしどうかな?
結論が出たら連絡してね!電話一本で飛んでくからね!!』
普通だ。あまりにも普通すぎる…それが逆に恐い!でも、春休みももうすぐ終わってしまう!!決断せねば、しかしあの人がいる魔の巣窟に住むには勇気がいります。う〜ん…どうしようかな。今ままで連絡しなかったのは、単にあの人が嫌だったからなのだが、さすがにもう住む当てもないしな〜
「隼人!!何キモイ顔して別の世界に逝ってるの?早く内応教えなさい!」
我が母ながら厳しい一言を頂戴しましたね。息子に『逝く』など凶器的な言葉をつかってるんですよ!僕は目に涙をためながら母に手紙を渡しました。
「あっもしもし♪轟グループの本社ですか?玉三郎総帥に妹の恵子がぜひよろしくお願いします。と言ってたとお伝えてください。」
ガチャッ!
おーい。母さん僕が泣いてるときになーに勝手に決めてくれてるんですか?早くないですか?
「か、母さん何勝手に決めてるの(黒笑?」
今の僕は、楽しみに置いていたお菓子を食べられた時並みに理不尽さを感じています。しかし母は強かった…
「な・に・か・な?百連敗息子。もう行く当て無いでしょ?なら、善は急げってやつよ(はーと)
隼人、早くしないとそろそろ迎えがくるころよ。」
母はまだ電話して1分も過ぎてないのに凡人では考え付かない変なことを言いだしました。
「そんなこと言ってもさすがに…」
バッバッバババッ!
えっなんですか?このプロペラの音!?この音は軍用ヘリですか!?
もしかしてもしかしちゃうんですか!!
ガチャッ!
「人員確保!至急運搬開始!!」
あれっ!何で人員を確保するのに延髄チョップなんですか?
あっ意識無くなるよ…どうなるんですか僕。