主要登場人物
『雄一ルート』
佐山雄一(17)
神様によって異世界に召喚された少年。
手違いによって城に召喚されてしまうが、勇者ではないという理由で追い出されてしまう。
非常に順応性が高く、異世界に召喚された後もなんだかんだでなじんでいる。
魔剣テネブラエを所持し、武芸に優れているが魔力は一切持っておらず、代わりに『空間術』と呼ばれる能力を有する。
親友である音竹護とは同じ児童養護施設で育った仲で、絶対的信頼を置いており、他方から見れば少し薄情にみられることも。
若干のオタク気質であり、フランとあってからはケモナーとして目覚める。極度の面倒臭がり。
これといったトラウマは無いが、自分の大切な人や家族、他人の家族の問題には非常に敏感で、激怒することもしばしば。
基本的に馬鹿。
フラン(15)
雄一に救われた獣人族の少女。
元々はエリックの奴隷であったが、雄一に買い取られた後契約を破棄され、解放奴隷となる。
性格は温厚で、争いはあまり好まないが非常に身体能力が高い。
雄一に奴隷から解放された後も雄一の傍においてもらっており、少し恋心も抱いている様子。
テネブラエ
言葉を話すことができるインテリジェンスソード。
イスカの店で雄一に発見され、そのまま所有物となる。
持ち主を選ぶらしく、イスカ曰く『聖剣』エクスカリバーとおなじ伝説級の魔武器。
性格は雄一に似ているが、かなりの自意識過剰。自分の存在に気付いた人間には「尊敬しても良いぞ?」や「惚れたか?」などとのたまっている。
能力は魔法を剣の中に収めてしまう『吸収』とその魔法を増幅させて相手に放つ『放出』がある。
デルフリンガー? 誰それ?
アズラ
雄一とフランが住んでいる食堂の店主。
面倒見がよく、手助けもしてくれるが時折厳しいことも言う女性。
アルテナ
冒険者ギルドの受付をしている女性。
気安く話しかけてくる雄一と仲良くなり、脱出の際も手を貸してくれた。仕事とプライベートは明確に切り離すタイプ。
イスカ
雑貨屋を営んでいる少年。アルテナの弟。
珍しいものには目が無く、珍しいものを目の前にすると性格が変わってしまうほど。
いじめられっ子体質らしく、雄一にカモにされている。
カール&ゴードン
北門の警備をしている兵士。
災害級を倒した後の雄一を救出し、城に連れて行った。
『護ルート』
音竹護(17)
神様によって異世界に召喚された少年。
『勇者』として召喚されたが、慌てることも無く順応している。雄一の順応能力とは違い、騒いでも状況は変わらないという思考を持っている。
非常に頭がよく、腕も立つが、武芸に関しては雄一には勝てない様子。
過去、虐待から雄一に救ってもらったことがあり、そのことから雄一のことを慕っている。雄一には絶対的信頼を置いているが他方からは薄情とみられることも。
『聖剣』エクスカリバーを所持しており、その腕は四大騎士を凌ぐほど。
鈍感キャラ。
エクスカリバー
『聖剣』の称号を持つインテリジェンスソード。
モントゥ王国に伝わる宝とされている。
その口調は大変おしとやかな淑女であるが、時折黒い発言をする腹黒。
能力は光並みの速度で動くことができる『疾光』
もうひとつ能力があるらしいが、現在は明かされていない。
シルフィ・ド・アラム・モントゥ(16)
モントゥ王国第三王女。『勇者召喚』という任務を執行し、雄一及び護を召喚する。
明るく活発であるが、若干わがままな性格。
召喚の際、護に一目ぼれをし、積極的にアプローチをするが鈍感な護には相手にされていない。
見た目が幼いことを悩んでおり、そこに触れられると爆発魔法であたりを黒こげにしてしまう。
魔法の腕は16歳の若さで『魔導師』の資格を有するほど。
ゲイル・フォン・トニトロス(28)
モントゥ王国四大騎士で『雷』の称号を持つ騎士。
実力的には護とほぼ互角といった実力者。
シルフィが子供のころ、養育係をしていたことからプライベートな時間ではシルフィのことを呼び捨てにしている。
ワング・ジ・アラム・モントゥ
モントゥ王国国王。
髭を蓄えたダンディな見た目と同じく、非常に国王らしい雰囲気を持つ。だが、プライベートな時間では非常に砕けた性格。
騎士派の筆頭。
サテレス
モントゥ王国宰相。
端正な顔には似合わず、非常に嫌味な笑い方をする。
王党派の筆頭で、部外者である護や雄一を疎ましく思っている。
アーク
モントゥ王国近衛騎士。
護の暗殺に参加するが、意図的に失敗させたあげく、暗殺参加者を皆殺しにし、姿を消す。