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10 日々

あの呆気ない幕引きだった、佳奈と綾瀬さんの仲直りから(俺も関わってたんだけども……)半月ほどたった。

ゴールデンウィークなるものが近づいてきたある日の昼休み。

いつものように四人で昼食を食べていると、綾瀬さんが言った。

「力也っ、GW佳奈借りるね!」

……え?俺と佳奈とのいちゃらぶなGWはどうなった!?佳奈?!

「え?佳奈?!」

佳奈は、あははと苦笑して言った。

「咲が暇だった言うのよ、吉見君が部活忙しいみたいで……」

「それじゃ、俺も付いて行くってのは駄目なのか?」

大輔がすかさずに言った。

「駄目に決まってんだろ!」

「誰もお前に聞いてねぇんだよ!!」

大輔と睨み合ってると綾瀬さんが言った。

「まぁ、そゆーこと!良いじゃない、いつもイチャイチャしるてるんだから少しくらい私と遊ばせてくれたって」

「う……」

なにも言えない……佳奈と目を合わせ儚げな声で囁いた。

「佳奈ぁ~……」

「力也君~……」

佳奈も答えてくれる。そこで大輔が言った。

「何イチャついてんだよ!お前等!」




そして、GWに入った。と言ってもすることがないので寝てたのだが……。この話は今度佳奈にゆっくり聞こうと思う。

そんなGWも明けテストも終わり、今年で最後となる。遠足の日が近づいてきた。


「佳奈のクラスは遠足どこ行くか決まった?」

「私のクラスはまだ決めてないよ、力也君と一緒なところに行きたいけど……」

俺は考えた……そうだ可能性はある。違うクラスと遠足の行く所が同じなんてことはざらにある。

俺はそう、佳奈に伝えた。

「佳奈のクラスが決め終わったら連絡してくれ、なるべく公園とかのほうが良いかな」

佳奈は頷き。分かったと行ってクラスに戻っていった。


そしてHR

「今日は遠足の目的地を決めたいと思う」

担任が言った。俺はすかさず時間稼ぎに出た。この事は大輔と綾瀬さんにも伝えてある。

「先生、その前に席替えがしたいです。右斜め後ろの大輔がいつもしゃべりかけてきて迷惑です」

「え、お前仲間売んの!?聞いてないんだけど!?」

教師は訝しげな顔をして言った。

「……白泉の言う事は良く分かった。まずは席替えをしよう。時間がないからなるべく早く済ませるように。それと吉見お前はあとで職員室に来い」

「はぁぁぁぁぁぁ!?おい、力也?!」

無視して早速席替えのクジを作ることにした。

席替えのクジを引き終え、各自が席に移動する時になって、ケータイが震えた。

お、あっちは決まったみたいだな

こそっとケータイを見る。自然公園か、よしそれなら簡単に意見が通りそうだな。


席替えも終わり、とうとう遠足の行く先を決める時が来た。

「よし、遠足の目的地だが……もう決めてある」

よし、今だ!自然公園が良いと思います。と意見し-……は?決めてある?

「今年の遠足は、工場見学に行きたいと思う」

……バカな……遠足で工場見学ぅぅ!?聞いたことがないぞ……てか行きたくないぞ。

「せ、先生何を言ってらっしゃる……工場見学ぅ?あ!先生一人でですか?」

「何を言ってる。白泉。先生一人で行っても仕方がないだろう。このクラス全員でだよ」

……ヤバイぞ非常にヤバイ。

「あ、先生提案があります。副担任もいるんですし、二組に分けませんか?工場見学組は先生と大輔、そして綾瀬さんもいれば問題ないんじゃないでしょうか?」

「問題ないわけないだろ!!」

大輔が言った。……うるせぇ黙ってろ!

次いで綾瀬さんも言った。

「なんで私が工場見学組なのよ!!先生一人で行けばいいじゃないですか!」

……お願いもう二人とも工場見学に行ってくれよ。

「もう遅い。決定事項だ。予定変更なし。以上でHRを終わる」

終わった。GWに続き、遠足も一緒に行けないとは……最近、佳奈とイチャイチャしてない気がするぞ?佳奈とキスなんてあの頃以来してないし。はぁ……。








そんなこんなで佳奈とはすれ違う日々を過ごした。


期末テストが終わり夏休みに入る数日前の朝佳奈が言った。



「力也君、進路どうするの?」



あぁ……そうだった。佳奈に会えないとか言ってる前に俺これからの人生決めなきゃじゃん……。


















すみません、今回はかなり手を抜いてる感が否めないです。

これから一話二話を色々と直したいと思いまして……すみません言い訳です。聞き流してください。


今更ですが、三点リーダー?なるものを教えて頂きました。一話目から修正しましたので、なんかいつもと違う?と感じた方はたぶんこれのおかげだと思います。……本当今更ですね。すみません。


最後になりましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

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