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妖精と世界を救う旅  作者: クレス・マイア
旅立ちの時
1/1

プロローグ



「今日はいつも以上に冷えるな…」

 深い森の中、慣れない寒さを小さなテントで耐えながら眠りについた……



「エ…メル…… エル…… エメル!!!!」

 俺の名前を呼ぶ五月蠅い声に導かれ、目が覚めた。そこには何故か怒った顔をして腕を組んでる、小さな妖精が居た。エメラルド色の瞳に透き通るような羽を持ち、小指サイズの身長を自慢の魔法で

人間の大きさにでしてる。美しいと言うよりは可愛いの方がお似合いな彼女の名はソニア。

「やっと起きた! もう、何時だと思ってんの!」

 眉間に皺を寄せているソニアは怒った顔をしていても可愛らしく、全く怖くなかった。

「おはよう、ソニア。怒った顔も可愛いね。」

 そういうと、プルプルと震えながら赤くなった顔を手で覆ってしゃがんだ。ソニアは可愛いと言われ慣れてないのですぐに照れてしまう。いわゆる照れ屋さんだ。

「まっ…またそんなこと言って! のんびりしていたら日が暮れちゃうよ!」

「わかったわかった!ごめんて、ソニア。」

 照れながら怒るソニアを落ち着かせ、俺もようやく重い腰を上げた。慣れない野宿に身体全体が軋む様に痛い。そんな俺を横目に、ソニアは朝食の準備に取り掛かろうとしていた。





















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