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第三話 ドキッ!いきなりシリアス!?

「ええ!つまり追われて傷ついていた俺を蹴りで気絶させ、廃屋に連れ込んで治癒魔法で全快にし、とりあえず1億ペル請求したら案外のってきたから契約魔法で奴隷契約させたってこと!?」

「そうです。」

「違う!奴隷契約じゃなくて~主従契約!」

ネルは無い胸をはる。アシュクは絶望した。そしてそのままベッドに倒れ込む。ゴン!木のベッドは優しくアシュクを受け入れない。とても痛かった。しかし、大人なので痛くないふりをした。

「ね~一緒にいた骸骨って、アシュクの召喚アンテッド?しゃべるアンテッド召喚できるなんて、アシュクすげー死霊術師?」

「ほう。たしかに俺は一流の死霊術師アシュク=テナー!」

「そんなわけ無いでしょう。」

冷たいメテルのツッコミ。ベッドにすわりこんでいたアシュクはスネにローキックを受ける。まったくひどい仕打ちである。

「どうして分かるんだよ!」

「駄目っぽい顔をしているからです。」

たしかにアシュクは駄目っぽい顔をしていた。猫背もだらしなく、とても一流には見えない。

「うるさい!これは世を忍ぶ仮の姿なんだよ!」

「その年になってまでちゅうにびょ、、、ああ、これ以上は可愛そうで言えません。」

おいおいとわざとらしく泣き真似をする。

「だいたい言っちゃってるだろ。まあいい。たしかに俺は死霊術師ではない。ジャックは俺の、、、まあ、あれだ、相棒だ。」

「なに赤くなってんのよ気持ち悪い。」

「悪いか!」

「へーみせてーじゃっく。」

ネルはアシュクの袖を引っ張ってアシュクにせがむ。アシュクは幼女にせがまれて悪い気はしない。

「しゃーねーな。『ジャック』」

黒い魔法陣が現れ、骸骨が出てくる。

「すげー。」

ネルはキラキラと輝かせて骸骨をみる。メテルはそれをみて不満げだ。

「呼んだかい。嬢ちゃん。」

ジャックは無い目をウィンクさせた。

「かっっけーーー。」

「て、おい、なんだこれ、痛い!痛い!」

ジャックが急に暴れだす。ジャックの周りでバチバチと光の玉がジャックを攻撃している。まるで、この世に存在することを拒むかのように。

「ちょ、ま、やめり、消える!消えちゃう!」

「おい、どうしたジャック!」

アシュクも慌てる。いままで一度もこんなことはなかった。

「どういうことだ!お前らのせいか!」

となれば、もちろん怪しいのはこの二人だ。アシュクはメテルを見た。我関せずとばかりにそっぽを向いている。ネルを見た。

「わ、わたし、しらないかなあ。」

とても、目が泳いでいる。

「おまえだああ!」

「違うもん!」

「お前だろ!」

「ネル様に向かってお前とは不敬な!奴隷の分際で!」

「奴隷じゃないもん主従だもん!」

「いててて、いて。」

「うるさい!骸骨!」

「え、ひど、いてて、ネルちゃん?ひどくない?いててて。あ、あかん。」

あまりの損耗に耐えきれなくなり、あっさりジャックは光の粒となってしまった。

「じゃっくううううううう。」

あんまりだ。アシュクは思った。これではジャックがあまりにも可愛そうだ。

「どういうことか、説明してもらおうか。」

ネルに問いただす。自然、アシュクの眉間には皺が寄る。ネルはもう涙目だ。

「ち、ちがうもん。こうなるなんて、知らなかったんだもん。」

ぷるぷると小動物のように震えるネルにさすがにアシュクは平静を取り戻した。

「わかった。怒らないから言ってごらん。」

相手は子ども、そう思って接すればいいのだ。ネルも雰囲気が変わったことを察したのか顔を上げてアシュクをみる。

「絶対怒らない?」

「おこらないよー。」

「約束する?」

「やくそくだよー。」

「あのね、ネルは女神だから。その眷属となったアシュクは邪悪なものを呼び出せなくなったの。」

「ふーん、なるほどね。、、、はあ!?」

「なるほど、そういうことでしたか。つまり悪いのはアシュクですね。」

メテルはしたり顔で頷いている。

「なあ、どういうことだ。女神ってなんだ。」

「バレてしまっては仕方がありません。さあ、ひれ伏しなさい。ここにおわすは天より舞い降りし女神ネル様です。」

「ネル様です。」

両手を上に上げてYのポーズ。

「そしてワタクシ側使えの天使メテル。」

両手を横に出してTのポーズ。

「ネルはなんと女神でした!」

「いや、嘘だろ。」

アシュクは即座に否定する。こんなチンチクリンが女神なはずがない。

「うそじゃないもん。女神だもん。」

頬をふくらませて拗ねるように言うネルに、アシュクは何も言えなかった。

たしかに、ネルは美形だった。アシュクが幼女好きなのではなく、将来は美人になる顔つきをしているという意味だ。そして、メテルは天使と見紛うほどの美貌を持っている。この二人には、貧民街の廃屋は似合わなさすぎる。アシュクは頭をかきながら言った。

「本当に、女神?」

「そうだよ!」

「なんで、こんなところに。」

「それね、、、。」

ネルはYのポーズをやめ、ゆっくりとアシュクに近寄る。

アシュクは急に真剣な表情で近寄ってきたネルにたじろぐ。そんなアシュクの胸にネルはそっと右手を置く。それは、巫女が勇者を選ぶように神聖に見えた。

「世界を救いに来たの。」

進まないストーリー

長くなる一方の説明回


次がんばります!

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