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第17話:再びセブンスにて レプターにもやる気はある

 ―――――再びセブンスにて――――


①レプターにもやる気はある。


私はレプターです・・・。しゃべり方にやる気を感じないってみんないいます・・・。

でもそんなことありません・・・。リュウ様のこと大好きなので一生懸命働いてます・・・。


「リュウ様・・・。眷属のアークジャイアントキリングスネークの一匹が人間に傷つけられました・・・。」


「何だと!?そんな危険な人物がいたか!それで容体は?無事なんだろうな?」


ほら・・・。リュウ様はこんな一匹の眷属のことにも真剣に気遣ってくれるんです・・・。最高のご主人様です・・・。


「はい。エンジュ様のポーションのおかげで今ではすっかり全回復しております・・・。」


「ふう。なら良かった。お前も注意するんだぞレプタ-。」

そう言ってリュウ様は私の頭を撫でてくれました・・・。

幸せ・・・です・・・。


なのにその邪魔をしてきた奴がいます・・・。

アイン!

心の底から嫌いです・・・。猫かぶってリュウ様に媚びをうる魔女が・・・。

調子に乗るな・・・。


 「リュウ様ぁ。今日もかっこいいです!テンション上がりました!あの、これ、私作ってみたんです!リュウ様が前におっしゃっていた、ちょこれえと、です!よかったら食べてください!」


 「ほう。ほんとに作ったのか。では、いただくとしよう。」


く・・・。憎らしい・・・。わざと高い声で話しやがって・・・。お前の素顔をこの場であばいてやろうか・・・。


「これは!間違い無い!完璧なチョコレートだ!アイン、やっぱりすごいな。」

リュウ様は食事などなさらない・・・。なのにアインのためにノってあげている・・・。なんとお優しい方なのか・・・。それを利用して楽しむアイン・・・。憎らしい・・・。


 しかも、幸せそうに顔を赤らめながらリュウ様にくっついている・・・。

この腹黒女がぁ・・・・・・・・。


「リュウ様・・・。私はこの辺で失礼します・・・。」

これ以上みているのはイライラして爆発してしまいそうなので、先に失礼させてもらうことにします・・・。帰り際、さりげなくアインの足を踏むことを忘れずに・・・。


 バチバチとにらみ合いますが、私はそれと同時に落ち込んでもいるんです・・・。

私も、はきはき明るく、甘え上手な性格であれば良かったのでしょうか・・・。

リュウ様はそういう女の方が好きなのでしょうか・・・。


答えは分からないままです・・・。


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