災いの猫
すいません1回間違えて編集終わってないのに投稿してしまいました。次からは気をつけます。
大勢の叫び声で僕は目を覚ます。
「うるっさ」
あまりの騒音につい声に出してしまった。はず。
なのに口が動いた感覚が「無い。何ということでしょう。僕は1度も使ったことの無い念話で話していたのだ。
凄い凄いと心中で自画自賛する。いや、でも驚いたのは僕だけじゃ無いよ。そこ立っていた8歳位の少女も口を大きく開けている。ん?少女でかくね?いや、僕が小さいけか。多分猫になっているであろう。改めて自分の身体を見ると黒猫の身体になっていた。
そして、改めて少女と辺りを見渡す。少女の姿を一言で言うなら、可愛らしかった。小さな鼻に小さすぎず大すきずな綺麗な碧眼と小さくて薄いピンクの唇。可愛い。大事なことなので2度言いました。そしてよく見ると猫耳だったりはしなかった。残念。髪は背中を覆うほどの長さの金髪だった。そして白いシンプルワンピースを着ていた。可愛い。大事なことなので2度言いました。
は!!少女に夢中になりすぎて周りを見ていなかった。んー。此処何処?
何かでっかい石で出来た建物が立ってるけど。多分路地裏かな。よく見ると建物には色鮮やかなステンドグラスがあった。教会だ。そしてもっとよく見るとステンドグラスに書かれていたのは、天使や神様みたいな物じゃなくて猫。白いニャンコだった。しかも凄い。硬いグラスからでも絵がすげぇモッフモッフに見える。モフらせろ。ガラスだから無理か。
「君、さっき喋った?」
びっくりして、軽く飛んでしまった。
「ぷぷ。ははははは、ふう〜。普通今のでびっくりする悪魔さん?」
今ので笑うか?と言うか悪魔?
「悪魔?」
とにかく聞いてみよう。
「君黒いから悪魔じゃ無いの?」
黒=悪魔。何という偏見。此処の子供はどんな教育を受けいるんだ?いや。まだ分からないぞ。もしかしたらただ思ったこを言っただけかもしれない。子供ならどんな暴言も大体は許されるのだ。10歳位までは。僕だって1回、父親の友達のお腹にパンチして
「パパのお腹よりやわらか〜い。」
と言ったことがある。しかし許された。
そんなことより、この世界について聞いて行かないと。ついでに友達なれるかな?
気付くと少女は僕の目の前まで来て前かがみに座った。ちくしょうが神聖な場所が目の前だと言うのに見えない。足であそここが見えん。何と強力な鉄壁。こほん。話に戻ろう。まずはお名前を。
「君名前ある?」
もう少し優しく言ってもよかったかな?
「エリナ・アウグスト。」
そして今更気づく。名前は外国人っぽいのに、見事な日本語で喋っている。僕は思った、神様ありがとう。新しい言語を習うことにならなくて良かった。面倒なことはやらないに限る。
「君は?」
笑顔で聞いてきた。僕は少し迷った。悪魔とかカッコイイから、邪神の生まれ変わりダークネス・ソウルキャットとかと名乗ろうとしたがすぐに取り消す。ここはシンプルに本名にしよう。
「僕の名前はノア。改めて初めましてエリナ。」
エリナは答える。
「よろしくね。ノア。」
笑顔が眩しい。
話を戻そう。
「それでさっき、何で僕のことを悪魔って呼んだの?」
エリナは説明し始めた
「数年前に街の騎士さん達を沢山殺したの。そのせいで黒猫は悪魔って呼ばれる様になった。」
騎士だけ?何でだろう?その前にそんな悪魔って呼ばれ存在前にしているエリナは僕のことが怖く無いのだろうか?
「エリナは僕のことが怖く無いの?」
「ううん、みんなは怖がってるけど私はそう思わない。だって先、黒猫に手を出したのは人間なんだよ。、剣や槍を刺されたらどの猫でも怒るよ。それに前私教会の神官さんが黒猫を撫でてた所見てたの。そしたら黒猫はゴロローって鳴きながら気持ち良さそうにしてたもん。私達が向こうに優しくしてれば向こうも私達に優しくしてくれはず。でもそこに街の兵士さんが来て悪魔がいるぞーって黒猫に剣を刺そうとしたの。そのせいで街の騎士さん達は全員殺されかけた。でも私や街の人には一切手を出してないんだよ。だから黒猫は悪い神様じゃ無いと思う。」
猫さん騎士と一般人をどうやって見分けてたんだろう?魔法かな?謎はまだ沢山あるな。
「トットット」
足音が聞こえた。
「あ、ジュリアスお爺さんこんにちは。」
「こんにちは、エリナ。」
とても優しそうなお爺さんが来た。大きい白い髭を生やしていて、見た目はサンタクロースを連想させる。若くし服は赤と白じゃなくて真っ白なローブだった。
そしてジュリアスがこっちを見ると、少し険しい顔して
「エリスこの子どこで見つけた?」
「ここに寝転がってた。」
猫だけに、いや面白く無いか。もちろん声には出さない。
「猫様がなぜこんな所に」
「分かんない、ノアは何でここにいるか知ってる?」
「いや、知らない」
起きたらここにいたんだから知るわけ無いだろ。
「いや多分教会に来た騎士どもだろう。猫様は子猫の時は世話をしないと、生きていられぬ。黒猫は恐れた騎士どもがお主をここに捨てたのであろう。」
騎士さん達。あんたら馬鹿じゃねの。捨てるとしたらもっと遠くに捨てろよ。
「騎士達はなぜ僕をもっと遠くに捨てなかったのでしょうか?」
「お主を運ぶのが面倒くさかっただけじゃろう。」
うわ理由テキトー。
「最近の騎士や貴族は腐っておる。正義を名乗ってはいるが、権力と金に溺れ我々の様な庶民は見下し軽蔑しておる。その上、貴族と同じ様に自分達は城や街で遊んでいるのに、魔物や魔族を討伐は一般の兵士や冒険者に任せっきりじゃ。そのせいで、人界の戦力は魔界の戦力に押され気味である。」
どんだけ自己中何だ、貴族と騎士。そしてここに運ばれた理由は本当にそうなんですか?そして話が結構飛るびましたね。まあ気にしないでおこう。そんなに騎士や貴族が憎いのならそれを吐き出したい理由も分かる。それより猫は単独で騎士団?を壊滅させたんだよねそんなに強いならなぜ猫が戦わないんだろう?
「なぜ猫は戦わないのですか?」
「猫様達は戦いを好まぬ。猫様が戦う時は本当に国が危機に陥った時だけじゃ。」
分かったぞ猫さん達ただ単にめんどくさいだけだろう。後回しの出来ることはするみたいな感じで。気持ちは分かりますがもう少し人類に貢献してもいいんじゃないですか?まあ、猫さんのことは置いといて、この世界についてもっと知っておかないと。
「この世界にはどんな国があるんですか?」
またジュリアスは語り始める
「そうじゃのう、簡単に説明するとしたらそうじゃのう、。この世界には7国の国家がある。1つ目がゼイン、建築で有名じゃ。他の国家は軍事のメアリア、漁業のオアシリア、鍛冶のスミシア、農業のファーミア、医療のメディリア、そして魔法のメジシアじゃ。今我々がいるのがメジシアじゃ。そしてここメジシアでは30年前に黒猫によって騎士団が壊滅されかけた、途中で魔術師団が助けに入り黒猫は討伐されたがな。そのせいでほとんどの国では、黒猫を見つけ次第すぐに討伐部隊が編成される様になっておる。お主もきおつけた方がいいぞ。」
て、じゃ僕やばくないですか?一回騎士に見つかってますよね?
次はもっとアクションを入れるつもりです。
上手く書ける気しないけど、出来るだけのことはします。
そして目指せブクマ10人