3話
「わしは、神じゃよ」
・・・なに、いってんのこのおじいさん?
後ろから、突然現れた老人は自分は神様と言った。
「君、今わしのことを頭がおかくなった爺さんと思ってるじゃろ」
「はい」
「そ、即答じゃな」
自分のことを神様と言った老人はがっくりと首をおとす。
突然現れたのはびっくりしたけど、自分から神様と名乗るとか頭のおかしい人って思うのは誰だってあたりまえだ。
「どうすれば、わしを神だと信じてくれるかのう」
「そうですね、神様といえば、相手の心を読めたり、輝かしいオーラ?を全身からはなったりしているのでは?」
「ふむ、相手の心を読むか・・・よし、何か心の中でしゃべってくれ」
老人は、目をつぶり、唸りだす。
「えっと、わかりました」
(と、言っても何しゃべれば)
「と、言っても何しゃべれば」
(え、)
「え、」
(まさか、本当に心が読めるなんて)
「まさか、本当に心が読めるなんて」
拓也は驚いた。どうやらこの老人は本当に人の心を読むことができたらしい
「どうじゃ!これでわしが神と言うことを信じたじゃろう」
と、老人は自慢げに胸を張った
「ちょっと信じましょう」
「何、これでもわしが神だというのを信じないのか!」
「はい、だって神様らしい輝かしいオーラ?みたいなのがでていないじゃないですか」
「くっ、これでどうじゃーーー!」
老人が叫ぶと全身からきらきらと輝く光をはなった。
「おー」
パチパチパチ
「はぁ・・はぁ・・まったく年老いた老人に無理させる、これけっこう体力使うんじゃぞ!」
「わかりました。おじいさんはがんばったので、神様認定しましょう」
「やったー、って違う」
「え、やっぱ神様じゃないの?」
「そっちのちがうじゃなーい!!」
おじいさん、普通の老人より元気だね……
「浅井拓也君」
おじいさんは、僕の名を呼ぶとどこからか黒い本を取出しわたしてきた。
あれ、僕自己紹介したかな?
「あの?これなん」
「悪いが説明している時間がない」
いや、説明してくれないとわかんないし、
不安におもい自称神様をみる。
が、自称神は他人ごとのようにどこからか取出した黒い本をわたしてきた。
「今から君はこの本を持って異世界に行ってもらう」
「え、異世界!?」
ちょっ、どういうこと
「あのそれは説明しt」
突如、自分がいる足元が光だす
「もう、異世界転移の呪文も唱えたでは、異世界で達者でな」
自称神は、手を振って拓也を見送った。
「はっ!?ふざけんなー!?」
達也は、最後の叫びとともに消えってた。
いよいよ、異世界。
主人公はどうするのか!