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第8話:ギルドカード?ないよ!そんなの。街で登録します。

カスミちゃん冒険者になるみたい。

「ようやく街に着いたな。」

カスミはさっそく街に入ろうと進んで……いかなかった。

絶賛門の衛兵さんに捕まっていた。


「通行証もしくはギルドカードを見せて。」


通行証?ギルドカード?ないよ!そんなの!この異世界来たばっかりなんだよ。しかもこのおっさんの顔…地球で初めてグアム旅行に行った時に空港で「パスポート‼プリーズ!」ってドスの効いた声した警備員にそっくりだよ。うぅ怖いよ。


困った顔していたらその衛兵のおっさんから救いの言葉がかけられる。


「んっ?もしかして初心者の冒険者か?」


んっ!チャンスだ。この言葉に乗っかろう。


「は、はい。実は冒険者に登録したくて。」

よし!無難だ。


「ふむ…一応チェックするからこの水晶に手をかざして。」


衛兵のおっさんはポケットから野球ボール程の水晶を出した。

カスミは手をかざした。すると無色透明な水晶が「?」と表示された。


「……なんだこりゃ?普通は色に変わるもんだが」


おいおい、水晶!勘弁してくれよ。おっさん困ってるし僕も困るんだよね。色を表示して!色を!


衛兵のおっさんが僕の顔をじっと見て確認すると


「まぁ、黒色じゃないし初心者だからな。通っていいぞ。次からはギルドに登録するんだぞ。」


よし!お咎めなしだよ。ギルドに登録した方が良さそうだよ。

街に入ると人々で賑わっていた。


「流石に村とは違うな。べ、別に注目されてないし~。」


スタスタと目的の冒険者ギルドに脚を進めるカスミ。


美味しそうな匂いに誘惑されたが後で行くとして…冒険者ギルドってどこだ?


キョロキョロと探していると後ろから声がかかる。

「そこの青年。何かお探しかな。」


振り向くと身長175、スマートな身体、髪はセンター分けの金髪に足から胴体まで軽鎧を着けた。モデルっぽい男がいた。


なっ!イケメンに声かけられたよ。そこは美少女とかが良かったよ!


「いや、その冒険者ギルドを探してて…。」


「それは幸運だね!私も用が合ってね。道を案内しよう。」


「あ、ありがとうございます。」

こっちだと案内のまま行くことに。


「ヨシノ カスミです。」

すると少し微笑まれた。


「そうか君は初心者のようだね。私はS級冒険者兼サブギルドマスター「アルセード・ショパン5世」だ。覚えておきたまえ。」


なんとなんと!いきなりビッグな御仁に出会っちゃったよ。

名前も聴いたことある名前だし!ちょっと間違えたら泥棒さんだよ!

心の中で叫ぶカスミであった。



次回:適正試験するんですが…また輩に絡まれました。

予告:どーも!神でぇーす。カスミちゃんまたまたやらかしたね~。水晶がハテナマークって、ウケる~。また絡まれてるなんて笑うしかないね~。次回もよろしくね。

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