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第5話:飯屋にて輩に絡まれた。あの事件が起こりました。

彼岸参り…家庭内イベント。

霞はドタドタと飯屋を探していた。


「クンクン。飯屋、飯屋は何処だ~。」


以前前世では某海賊アニメの主人公の腹ペコ度合いを笑って見てたが自分がその立場は笑えねぇ。


するとこの異世界の看板を見るとカタカナ?でメシヤと書かれた場所があった。


「な、何故にカタカナ?いやいや後回しだ。」


店に入ると中にいたおばちゃんが笑顔で接客してくれた。


「はい。いらっしゃい。』


地球のラーメン屋見たく札差しメニューが書かれていた。


「ヤキトリテイショク1つ!」


「あいよ。銅貨4枚ね。」


木の机に置いていると先にいた3人の野郎達が霞に向かって話しかけてきた。


「おい!坊主。ここは俺たちの胃袋を癒す大事な場所だぁ。とっとと消えな。」


酔ってるのか顔が赤い。昼間から酒とは!…無視だ。


「あぁん!無視たぁ生意気だな。」

3人が立ち上がり霞の席に近寄る。


まったく!ムカつくにも程がある。


霞が立ち上がり3人の額に人差し指を押し当てた。


「表に出ろ!相手してやる。」


霞もメシヤの外に出ると何故かあの3人が出て来ない。

様子を見に行くと3人が中で白目をむいて倒れていた。


あれ!?なんで倒れてるの?酔いすぎてたのか?


すぐに事態がわかるアナウンスが頭に鳴り響いた。


「ジョブスキル:指崩点(しほうてん)を覚えました。」

霞は素早くステータスを見た。



指崩点:指先のみで相手を気絶させる。頭は特に効果的。



何て事だ!?指先1つで相手を倒してしまったよ…メシヤの空間がカオスだよ。


席で項垂れているとおばちゃんに注文した食事が届く。

周りで倒れている3人と項垂れて霞を見たおばちゃんは追加で一品、用意してくれた。


「何があったか知らないが元気だしな。」


その日食べたメシヤの料理は霞の心を癒してくれた。

ありがとうおばちゃん!そして…


「ごちそうさまでした!」


霞は少し元気になりメシヤを後にした。

倒した3人はって?村の外に投げてやったわ!


メシヤで胃袋を回復してるのに心のHPを削った罰さぁ。


そして宿屋に泊まろうとよると外からカンカン!と鐘が鳴り響く。


「大変だ!大変だ!村の外にモンスターの大軍が!」

村の住人達は村長の屋敷に集まっていた。


「こんな大軍の魔物…今まで無かったのにのぉ。街の連絡はどうじゃ?」


「はい。ライトフラッシュの魔法の繋ぎで近くの王都には伝わったと。あとは援軍がいつくるかが…。」


「この村の冒険者の数はどうじゃ?」


「10人…いや7人位かと。」


「随分正確じゃのぉ。」


「つい先程メシヤにて3人が小屋で気を失っているとか。」


「…そんな奴等は捨て置け。村を一丸に死守するのじゃ。」








次回:救世主と呼ばれたのでダッシュで村を出ていきました。恥ずかしっ!

予告:チワー。神でぇーす。ついに指先1つでダウンさせちゃったよ霞ちゃん。神爆笑。次回もよろしくね。

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