少女は硬直する。少年は笑われる。
九孤「あのなぁ…私達をなめるなよ?
妖怪だぞ妖怪。」
さいと「そうだぜ…?」
俺らはその言葉の意味が全く分からず頭の上にクエスチョンマークを浮かべるばかりだ。
だが、ほっ…………っんとに分からない。
尚「…すみません。分からないんですが…。」
九孤「…はぁ…。つまり、妖術が使えるわけだ。私たちは妖力があるからな。」
さいと「だから勉強すれば魔術でも使えるってこと。」
ん、ん、ん、んっ!?;;
ま、まりょっ…?よう…じゅ、つ?
へ、え、は?
いままできにしてなかったけど…。
尚「なんだよそれえええぇぇぇぇええっ!!!え、!?妖怪っていんの!?
魔法って使えるの!?」
小夏「…。」
小夏なんて硬直して白目向いてやがる。
だよな…初めて聞いたぞ!?
母ちゃん…言ってくれよぉ…。
九孤「…なぁ、大丈夫か?
てかもういいか?」
尚「うぇ!?あ、は、はいぃい!!」
きずいたら九孤さんのドアップの顔。
そのせいか、声が裏返った。
…俺恥ずっ!
さいと「っはっはっはっはっwww」
九孤「っw…………っwwww」
「っはっは」と、豪快に笑うさいとさん。
必死に笑いをこらえる九孤さん。
そんなに!?え、えぇ!?
小夏「…はっ!!。…。
早くしてよー」
今起きた奴にいわれたかなぇよっ!!
そして、九孤さんが送ってくれるというので
送って貰うことにした。
九孤「さぁ、始めるぞ。」
小夏「はぁい!!」
尚「…へーい。」
さいと「…。(子どもらしくねぇな…)」
今何か聞こえたような気がしたがあえて
きにしないでおこう。
途端、九孤さんが急に謎の言葉をはっした。
九孤「変場瞬今。」
へ、へんばしゅんこん…?
な、なにそれ…!?
尚「ってうw」
小夏「え、あm」
その瞬間、地面が光った。
…あれ、俺ら消えた…?
九孤「…はぁあ、妖術使ってしもたわ、
私しゃぁ~もう疲れたぞ、おぶってけさいと」
さいと「相変わらずばばぁみてぇな喋り方
すんなぁ、急に。
因みに、おぶってかんぞ。」
案の定そんな事を話しているとは知らなかった。
尚「こ、公園に着いてる…!!」
小夏「おおぉ…!!」
そんな感動を貰った俺達。
すっげあれ…。まじおれかんどー…。
尚「…あれま、もう16時回ったや…。」
小夏「あらら…帰ろっか!!」
そして俺らは明日また会うことにした。