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少女は喜ぶ。少年は機嫌を悪くする。




小夏「こんにちはー!!」


尚斗「・・・お・・・邪魔します・・・。」



俺らは寒祭寺と言うお偉いさんの家に来た。


やばいぞ・・・でけぇよ・・・



小夏「じゃ、入ろっか!」



小夏は笑いながら何のためらいも無く俺の手を引いて

その家の中に入る。



?「およよ?誰やねんあんた。」


尚斗「・・・え、えぇっと・・・」



何か濃いピンク色の片目を隠した女の人

に会って早々こんな事言われた



小夏「あ、美優姉だ。この子はね、

私の幼馴染でお友達の神事過尚斗君だよ!」


尚斗「尚斗です・・・。」

(ていうかこの人かよっ!!!全然想像とかけ離れてんじゃん!!)



顔を紐に引っ張られる様にぎこちない笑顔で言う。


本音は隠しておきながら小夏につられながら

自己紹介をする



美優「ほへぇーっうちはご存知どうりの寒祭寺美優やで!。

宜しゅうな、尚斗君」


尚斗「は・・・い」



少し引きながら言ってしまった・・・。



小夏「あれ?怜雨兄は?」


美優「いやぁ・・・出せるわけないやろwww

冷雨はさwあれなんだし、小夏であれだったらやばいよ」


小夏「そっかぁーwんーちょっとだけココの家の庭貸してくんない?」



そうケラケラと笑い毒を吐く美優さん。

それを普通にしている小夏。


酷いなおい。



美優「ん、えぇで」


小夏「ありがとーっ!!じゃあ尚斗君、いこっか!」



そう手を出してこちらに笑顔で言う小夏

・・・手を出すって事は、取れって事だよな



尚斗「うん」



手をとり俺は微笑んで小夏に

手を引かれながらついて行く



そんな和やかな雰囲気の中、ただ1人だけは

笑っていた。


そんな俺たちを見る美優さんはただただ

目の前で起こる光景を見ていた。


笑いながら






尚斗「ここが庭か・・・何か、あっちの方に森

があるね。雰囲気があれだけど・・・。」


小夏「あっ・・・森か」


尚斗「?・・・どうしたの?」



俺は不自然にしている小夏に

心配そうに問いかけて聞く



小夏「秘密だよー」



そう小夏はよくそういって誤魔化す時の

言葉を吐く。



尚斗「え?あ、うん」



俺は口癖をついつい言って

しまった。



小夏「あ、でたそれーっww」



こう言って頑張って直していた

のに貶す様にこばかにする小夏。


・・・小夏が直せとかなんちゃらかんちゃら

いってきただろ!?



尚斗「・・・別にいいだろ・・・。

そんな事より、何すんだよ」



俺はイラついたせいか、少しきつく

言った



小夏「さっきいってたあの森の中に

入って探検しようってこと!」


尚斗「はぁ!?」



急に何を言い出す思えば・・・爆弾発言かよ!!

怪しいだろあの森は!?



小夏「そうと決まればレッツゴーっ!」



元気よく走り出す小夏

俺は躓きそうな子供の様に

走り小夏を追いかけていく



尚斗「ちょっ・・小夏待てっ!!」


小夏「えーww」



あいつ俺をわざと追いつかせない気だな!


俺は子供の本能の様に小夏を

必死に追いかける。



尚斗「くそっ」



俺が負け惜しみのように

そんな言葉をはきだすと



小夏「あうっ」



小夏は勢いよく子供どくどくの

転び方をした。


小夏の転びと同時に何処かから「ぐへはぁっっ!!!」と言う

声らしきものが聞こえたがスルーしよう



尚斗「ほらー・・・そんなにでしゃばるから

だろー・・・足、大丈夫か?」


小夏「全然」



即答で言われた。・・・普通は

大丈夫、とか言うだろ!?


自分に正直すぎるだろ・・・;



尚斗「・・・血は出てないぞ」


小夏「あ、ほんとだ、なら大丈夫だね!」


尚斗「自分の事だろ・・・」



そんなことを言い合っていたら、時間が無いので

区切った。



小夏「そういえばなんかさっき音が

しなかった?なんていうか・・・苦しそうな声が・・・」


尚斗「したけど・・・人らしき人は居ないよ・・・?」



確かに周りを見渡したってドミノ倒しのように

並べた綺麗な木ばかり並んでいる。



小夏「ま、いっか!行こう行こう!」


尚斗「え?あ、うん。いこっか」



そういって再び歩き出す俺達。


それは何処かのおとぎ話の

中から出てきたような光景。













?「酷いよう・・・僕下敷きになっていたのに・・・

普通きずくよね・・・」



そのおとぎ話のような綺麗な光景を

眺めている者はいた。


こんな独り言のような文句ブツブツと言いながら




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