表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

2人の日々④

帰ってきて、手を洗を洗うために洗面所に向かう。


手を洗って洗面台を後にして、リビングに向かう。


うちの家の構造は、ドアと靴おきから、一直線に廊下が伸びており、枝分かれするように部屋があり、その一番奥にリビングがある。


リビングに着き、フッと視界が開けるとソファーに座りながらカップを口に運んでいる、優花の姿があった。


「涼、紅茶入れたから一緒に飲もうよ」


「うん、ありがたく頂こうかな」


「冷蔵庫にケーキあるから取ってー」


「りょーかい」


ケーキを片手にソファーに向かい、腰を深く下ろす。


少し静寂が落ち着かなかったので、おもむろにテレビのリモコンをつける。


ちょうどつけたテレビはバラエティ番組で、いくつかのグループに分かれて問題を解いていく、と言うものだった。


少し驚いたのはそこのグループの一つに優花の所属しているカラフルパレッツが出演していたことだ。


「これ、優花じゃないか?」


「本当だ!これ今日放送だったんだー」


たまにテレビで優花が映っていることを目にする。


その瞬間誇らしい気持ちと同時に少し落ち着かない気持ちになる。

こんな可愛い人が自分の彼女でいいのかとか、世間にいる優花のファンにこの関係がバレたらどうなるんだろうとか、優花は人気アイドルなんだなとか。


色々考えてしまってなかなか落ち着かない。


テレビで活躍している優花を見るのは嫌いではないが、あまり率先して見ることはあまりなかった。


「ねー番組変えていい?」


隣から耳元をくすぐるような声がする。


「ダメに決まってでしょ。カラフルパレッツの出番が終わるまでダメ」


「えーだって私が出てる番組を見ると、運動会で撮られたビデオを家族の前で見てるようななんとも言えない気持ちになるんだよー」


「見てるこっちは可愛いから大丈夫。ちょっとの間だからさね?」


「涼がそこまで言うなら」


テレビでは優花達が問題に悪戦苦闘している様子が映されている。


でもテレビではわからない、優花の肌も、髪の毛も、存在も、全て隣にいるので感じ取れる。


2人で優花ががテレビに出ているのを観ると言う事はあまりなかったが、1人で見るよりもずっと心地がよかった。


ちょうどカラフルパレッツが問題を間違えて真紅のランプと煙の中に包まれていく。


それと同時に2人ともケーキと紅茶を完食した。


「そろそろ寝ようか」


「うん」


2人揃って廊下に行き、各々、寝る前の準備を済ませてから眠りについた。


このようにして2人の日常は過ぎていくのだった。




お読みくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ