2人の朝
カーテンから漏れ出る光が目に入って思わず目を細めてしまう。
スマホを手に取り、時間を確認する。
6時43分まだ起きるにはだいぶ早い。
今日は元日なのでもちろん大学は無い。
もう一度寝よう。そう思いまた枕に顔を埋めようとすると、そこには優花の寝顔があった。
少し顔に垂れている髪の毛も、安心し切ってすやすや眠っているその顔もすごく魅力的に感じる。
こんな寝顔を見せられたら、少し悪戯したくなってきてしまう。
多分男の性だろう。
隣で人気アイドルが寝ているんだ我慢している方だと思う。
手始めに頬をツンツンと突いてみると、指先から頬の弾力が伝わってくる。
そんな中優花は全く起きる様子はない。
そんな様子に少し調子に乗り、かなり大胆な行動に出る。
ベットの上を移動して優花の体を全身で包み込んでみる。
先ほどとは違い体の感触だけではなく、温もりもひしひしと伝わってくる。
最近2人とも忙しいかったのでこういう機会が減っていたのでこの時間が、少し懐かしく感じる。
この感覚がやけなら気持ちよくて、かなりの時間抱きしめてしまっていた。
流石にこれ以上抱きしめていると優花が起きてしまいそうだったので、名残惜しい気持ちもあったが、ベットから体を起こした。
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頬に何か突かれる感触をおぼえて、意識が少しずつ夢の世界から戻ってくる。
目を開けようとしたその瞬間、何か体が温かいもので包まれる。
この感触は涼だろう。
少し驚きから体をビクッとさせてしまうが涼が気づく様子はない。
かなりびっくりしたものの、よく考えると、涼が積極的に触れ合ってくれるなんてかなり珍しかったので、この感覚が心地よくて、寝たふりを続けてしまった。
かなりの時間抱きしめられたのち涼は優しく体から腕を解き、ベットから起きて行った。
こういうところが涼の良いところだと思っている。
少し時間を置いてから私もベットから体を起こした。
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