ep 35
混沌からの光:レオ、王への道
グランディ帝国崩壊後、その混乱を収束させるべく、各地では反乱軍が台頭していた。その中心にいたのは、民衆から絶大な支持を得ていたクラウスという男だった。彼は、長きに渡り帝国の圧政に苦しめられてきた民衆を率い、自由を求めて戦ってきた。
クラウスは、レオの噂を耳にしていた。帝国を崩壊させた圧倒的な力を持つ男。民衆を救うために戦った英雄。彼こそが、グランディを率いるに相応しい人物だと確信していた。
そんなある日、クラウスはレオの前に姿を現した。「レオ殿、グランディを率いて欲しい」クラウスは、深々と頭を下げた。「帝国は崩壊した。しかし、民衆はまだ混乱の中にいる。あなた様のような力強い指導者が必要なのです」
レオは、突然の申し出に戸惑いを隠せない。「私に…ですか?でも…」グランディを崩壊させたのは、他ならぬ自分自身だ。その責任を感じていた。
しかし、マリーとカーシャは、レオの背中を押した。「レオさん、あなたは人々を救うために戦ってきた。今こそ、あなたの力が必要なのよ」「そうよ、レオさん。あなたなら、きっと皆を幸せにできるわ」
二人の言葉に、レオは心を動かされた。確かに、グランディを崩壊させた責任はある。しかし、それ以上に、苦しんでいる民衆を救いたいという気持ちが強かった。
「…わかりました。引き受けます」レオは、決意を表明した。
そして、グランディへと向かった。
グランディの民衆は、レオを熱烈に歓迎した。帝国を崩壊させた英雄として、彼らはレオに大きな期待を寄せていた。
レオは、民衆の歓声に包まれながら、改めて決意を固めた。「皆さんのために、力を尽くします。二度と争いのない、平和な国を築きます」
こうして、レオはグランディの王となった。




