ep 29
蛇の眼
ラックを奪われたレオは、怒りに震えながらも、冷静さを保とうとしていた。
「(…奴らの目的は…?)」
誘拐の理由が、単なる嫌がらせではないことは、容易に想像できた。
何か、裏がある。
そう考えたレオは、百獣の王の力を行使し、蛇へと姿を変えた。
蛇は、優れた嗅覚と追跡能力を持つ。
アサシンたちの痕跡を辿り、ラックの行方を追う。
監禁
蛇の姿となったレオは、アサシンたちの隠れ家へと辿り着いた。
そこは、薄暗い洞窟の中で、数人のアサシンが、ラックを監禁していた。
ラックは、手足を縛られ、口を塞がれていた。
「(…ラック…!)」
レオは、ラックの姿を見て、胸が締め付けられるような痛みを感じた。
アサシンたちは、油断も隙もない様子で、ラックを見張っている。
正面から突入しても、勝ち目はない。
何か、別の方法を考えなければ。
レオは、蛇の姿のまま、洞窟の奥へと移動した。
そして、洞窟の構造を頭に叩き込んだ。
脱出経路、敵の配置、そして、ラックの場所。
全てを把握したレオは、再び、アサシンたちの前に姿を現した。
救出劇
「…よくも…ラックを…!」
レオは、怒りを露わにした。
アサシンたちは、レオの出現に驚き、武器を構えた。
「…させるか!」
レオは、蛇の体を大きく振り回し、アサシンたちを吹き飛ばした。
そして、ラックの元へと駆け寄った。
アサシンたちは、諦めずに、レオに襲い掛かる。
しかし、レオは、蛇の毒牙を使い、アサシンたちを次々と倒していく。
ついに、ラックの元へとたどり着いた。
「…ラック…!」
レオは、ラックの縄を解き、口を塞いでいた布を取った。
「…レオさん…!」
ラックは、涙を流してた
「…もう大丈夫だ…!」
その時、背後から、殺気が迫ってきた。
「…ぐ…!」
レオは、背中を刺された。
アサシンたちのリーダーが、背後から、レオを刺したのだ。
「…くそっ…!」
レオは、苦痛に顔を歪めた。
アサシンたちのリーダーは、再び、レオに刃を向けた。
「…お前…の力は…脅威だ…!ここで…消えてもらう…!」
アサシンたちのリーダーは、レオに止めを刺そうとした。
その時、マリーとカーシャが、洞窟に駆け込んできた。
「レオさん!!」
二人は、アサシンたちのリーダーに襲い掛かった。
マリーの槍が、アサシンたちのリーダーの体を貫き、カーシャの魔法が、アサシンたちのリーダーを焼き払った。
レオは、マリーとカーシャに支えられ、立ち上がった。
「…ありがとう…!」
レオは、二人に感謝の言葉を述べた。
「…心配しないで…!後は…私たちに任せて…!」
マリーは、力強く言った。
カーシャも、頷いた。
レオは、ラックを連れて、洞窟から脱出した。
その後、レオたちは、アサシンたちを差し向けたのが、グランディ帝国であることを知った。
グランディ帝国は、レオの力を恐れ、排除しようとしていたのだ。
「…許せない…!」
レオは、怒りに震えた。
グランディ帝国の仕業だと知ったレオは、復讐を誓った




