ep 27
ハイドラという強大な魔物を討伐し、王都に平和を取り戻したレオたち。その活躍は瞬く間に国中に知れ渡り、彼らは真の英雄として、老若男女問わず、国民から熱烈な歓迎を受けた。
王は、レオたちの偉業を称え、勇者として相応の褒美を与えた。莫大な金貨、豪華な邸宅、そして名誉ある称号。しかし、レオたちの功績は、思わぬ形で波紋を広げていた。
近隣諸国は、相次ぐ魔物討伐を成し遂げたレオの力を、畏怖の念を抱き始めたのだ。「一国の戦力だけで、これほどの魔物を討伐してしまうとは、もしや、あの国は強大な軍事力を持っているのではないか?」と。
事実無根の噂は瞬く間に広まり、各国は疑心暗鬼に駆られた。そして、その疑念は、徐々に嫌がらせという形で顕在化していく。
国境付近での小競り合い、交易路の妨害、そして、スパイの侵入。
各国は、様々な手段で、レオの祖国を揺さぶろうとしていた。
王は、事態の深刻さに頭を悩ませていた。このままでは、国同士の間に大きな軋轢が生じてしまう。最悪の場合、戦争に発展する可能性すらある。
「この誤解を解かねばならん…!」
王は、決意した。
そして、レオたちを呼び出した。
「レオ、マリー、カーシャ、そしてラック。そなたたちに、再び頼みがある」
王は、3人と1匹に、事の経緯を説明した。
「各国は、そなたたちの力を恐れている。そして、その恐怖が、我が国への嫌がらせという形で現れているのだ」
「…それは…私たちのせいなのでしょうか…?」
レオは、申し訳なさそうに言った。
「いや、違う。そなたたちは、国のために戦ってくれた。誇るべき英雄だ」
王は、レオの言葉を否定した。
「しかし、この誤解を解かなければ、国は危険な状況に陥ってしまう。そこでだ、そなたたちに、各国を訪問し、誤解を解いてほしい」
王の言葉に、レオたちは頷いた。
「承知いたしました。私たちにできることがあれば、喜んで協力させていただきます」
レオは、力強く言った。
こうして、レオたちは、国のために、各国を訪問し、誤解を解くための旅に出ることになった。
果たして、彼らは、各国との誤解を解き、平和を取り戻すことができるのだろうか?
新たな試練が、レオたちを待ち受けていた。




