変わらぬ日常
短くてごめんなさい。
次回からもう少し長くなります!
「つまんないの」
私、エレンはいつもと変わらぬ携帯の画面を見てため息をついた。どうせネットを見ても何も変わらないのは分かっている。ただの暇つぶしと現実逃避だ。もう時間は22時を過ぎている。エマはそろそろ帰ってくる頃だろうか。、、まぁどうせ私には関係ないことだろうけど。
エマは私の3つ上の姉だ。成績優秀で人気者でまさに高嶺の花って人だ。私と同じ血が繋がってるとは思えないくらい。エマは優れているからって決して威張ったりはしない。いや全くの逆、いつも笑顔で天使のような人柄だ。それに比べて私は勉強はできない、いつも不機嫌な顔をしている、好かれたことなど全くないような人だ。
私は姉が嫌い。そんなの私の自分勝手で酷いのも分かっている。でも私だって姉を好きになろうと頑張った。本当に頑張った。なのに無理だった。
私は姉が嫌い。でもそれよりも家族を嫌う自分が一番嫌い。
「ただいま〜」
エマが帰ってきたようだ。邪魔になる前にヘッドホンをつけて部屋に行く。
「あのね〜、今日ね、」
嬉しそうに話すエマの笑い声が廊下に響いた。
次回、異変が起こり始めます、、