6.ソフィの暴走
よろしくお願いします!
めちゃ短し。
Side.ソフィ
お兄様が平民風情に教えを乞うなんて、信じられない。お父様もそれを知っているのかしら?実際に教えられてるみたいだし。平民が馴れ馴れしくお兄様と会話をしていた。
お兄様と生活する部屋にこもった。大方すぐに出てくるように促されるだろう。焦らす作戦だろうか?ちっともノックとかないケド。
だいたい私がこもると侍女があわてて部屋をノックするのよねー。わかるわ、ワンパターンよね。
そういえば、ここには侍女もいないし。どうやって生活するのか?さっぱりわからない。魔法……は使えないみたいね。明かり点けたかったけど、無理だった。わかんないから、適当にボタンを押してやれ!
ボタンの数、多いわね。把握してるのかしら?
大音量が階上から聞こえる。ソフィだ……。
「お前、どうしたんだ?あー!炊飯器のボタンまで押してる!空焚きじゃないか!?」
「暗いから明かりを点けようと思いましたの。どのボタンかわからないから、適当に色々押したらこうなりました」
「とにかく、音は止めよう。近所までメイワクだ。こっちの常識をちゃんと勉強しないとこういう目に合うんだ」
「……ごめんなさい……」
はぁ、あと6日。俺は大丈夫か?主に俺の胃……。