登場人物紹介(二章終了時点)
◆ジル
竜殺しの剣士。方向音痴。東の国を出て今度は南の国へ(連れて行ってもらう)。
宴会の余り物を夜にかけてゆっくり食べるのが好き。
◆クラハ
冒険者。方向感覚がある。東の国を出て今度は南の国へ(連れて行く)。
まさか道場の壁にかけられた謎の面をきっかけにあんな体験をするとは思わなかった。
◆チカノ
東国の剣士。ジルのライバル。
人の誕生日はよく覚えるが、自分の誕生日は頑なに教えない。
◆イッカ
東国の剣士。チカノの弟弟子。
いまだにはしゃぎすぎると熱を出すので、ジルとクラハが旅立ってからは反動で三日寝込んだ。
◆サミナト
東国の道場主。チカノの父。
チカノの「高血圧……」という呟きを聞いた日から、何にでも醤油をかける癖が止まりかけている。
◆ヴァルドフリード
旅の剣士。ジルの師。
書類のサインを「ヴァ」で済ませようとしてたびたびジルに怒られるが、その反応込みでやっている。
□一章登場人物
◆リリリア
聖女。方向音痴。
犬の散歩で犬にご機嫌を窺われる。
◆ユニス
大魔導師。方向音痴。
持ち上げると胴が伸びると思われがちだが、そうでもない。
◆ホランド
冒険者パーティ〈次の頂点〉のメンバー。
ゴダッハの見舞いのついでに健康診断を受けたところめちゃくちゃに褒められ、帰って家族に自慢した。
◆ゴダッハ
冒険者パーティ〈次の頂点〉のリーダー。
東の国での事件を知り、手紙を書こうか、いやしかしどの面を下げて……と悩んでいたある日、ジルとクラハのふたりから近況報告が届き、ちょっと泣いてしまった。
◆アーリネイト
聖騎士団第四分隊長。
リリリアとは教会学校からの付き合いで、いまだに年3くらいで背丈が抜かされたことを再認識しては「えっ」という気持ちになる。