2、いざ!異世界へ!。
「痛ぁっ。」
めっちゃ痛い。チカチカする…。
星が見える…。
俺はぶつかってきた「何か」を見た。…鍵だった。
俺は、その瞬間どっかにワープした。
ここ…どこだ…?
そこは全く学校と違う世界で、天使みたいなのがいっぱい飛んでいた。
俺は鍵を胸ポケットにしまい。周りを歩いた。
すると声が聞こえた。
鍵からだ。
「鍵を手に入れしものよ…我の話を聞いてくれぬか?」
前を見ると白髪の同い年くらいの男の子が立っていた。
「えっ!?だれ?」
自分の周りの雰囲気が変わった気がした。
なんだ…この…オーラ。
「…でお話聞いてくれますか?」
キャラ変わった!?
魔王から少年に!?って…なんだ?話って。
「あの…どこのどなたですか?」
「僕はエスポワール国の王国騎士団長、ノエル。以後お見知りおきを。」
騎士団長か、そんな偉い人が何の用だろ。
騎士ってかっこいいなぁ。
「お…おう。よろしくな。でも騎士団長が何の用ですか…?聞いたことない国…だし。」
エスポワール国…。昔本で見たか?
けど思い出せないな。
「えっと、お願いがあるんだけど…。僕の世界に来て勇者になってくれない?」
勇者?僕の世界?どういうこと……。
まあ勇者っていいよなー!俺の読んでる漫画でも、勇者ってめっちゃ強いし、モテるし!
「もちろんいいぜ!!そのかわり、ハーレムを作らせてくれ!」
「えっ?いいよっ!叶えてあげる!…ありがとう!颯馬!」
何で名前知ってるんだ…?と思ったが。
これから異世界に行けるワクワクのほうが高かった。
「じゃあ行こうか。」
というとノエルは手をかざした。
目の前に扉が現れ、ノエルが俺に投げたであろう鍵で扉を開けた。(鍵いつとったの?)
そうして俺は異世界へ行ったのだった…。
そういえば俺死んでたー!?