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外道の頭領ワルガイ

 奴は戻ったか。じゃあさっさとこの町を出よう! 悪人に見つかる前に。


「おお? 何してんだテメェ」

「ここは我々悪団のみが入ることを許された町だ。お前はさっさと出ていけ!」


 言われなくても出ていくよ。てか悪団ってあからさまだな。


「お前らあ!! そこで何してんだあ!!」


 塔の方から声がするな。


「頭あ! 侵入者だ!」

「なに? 止めておけ!」


 頭ってことはあいつがワルガイか。ヤバいはやく逃げないと! うわ駄目だ! したっぱどもが多すぎる!


「ここに来たってことは覚悟は出来てるんだろうなあ?」

「知らないよ!」


 くっ、早速バズーカが必要になった。バズーカがあれば逃げれるのに。


「捕まえろ!」

「「「イエッサー!」」」


 したっぱどもが一斉に来た!


「コノヤローーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「「「なんだこいつ!? うわあああああああ」」」

「この役立たず共が!」


 したっぱどもはそんなに強くなかったな。だがワルガイはやばそうだ。さっさと逃げよう!


「待てコラ!」

「嫌だね!」


 テイクウヌクメツタウンから出たぞ! 北に進むか! 私の逃げ足ならハマナミからは無理でもワルガイからは逃げきれそうだ!


「待ちやがれクソガキ!」

「無理!」


 しまった! 行き止まりだ! 土砂崩れで進めない!


「ざまあねえな! くたばりな! 雑魚が!」

「マジかよぐへえっ!!」


 ストレートで腹を殴ってきやがった。血まで吐いちまうとは凄い力だ。次くらったら気絶するぞこれは。 


「もう一発だ!」

「ターゲットは二人か!」

「ああっ!?」


 ハマナミ!? あいつまた来たのか!? てかあいつ何も持ってないじゃないか。


「邪魔すんな小娘!」

「まずは悪団の外道からか」

「俺様に勝てると思ってんのか!? さっさとくたばれ!」

「無駄な事を」

「なに? っ!?」


 あいつ、手足の骨を一瞬でへし折りやがった。ハマナミって素手でも戦えるのかよ! ワルガイはもう戦えなさそうだな。は! 見ている場会じゃない! はやく逃げないと! ああ腹が痛いな。


「逃がすか!」

「はあっ!?」


 あいつまたどこからかミニガンを出してきた! もうミニガンはやめてくれ!


 テイクウヌクメツタウンに戻ってきちゃった。あいつはこの町には入ってこない。とりあえず避難だ。


「侵入者。さっきみたいに私が基地に戻ると思ったか? 残念だが入らせてもらう!」


 マジかよ。これは見つからないように立ち回って隙を見て逃げよう!


「どこに行った侵入者? 逃げても無駄だ。ん?」

「はっ!?」


 テイクウヌクメツタウン全体が突然爆発した!? ワルガイは爆弾を仕掛けてたのか。私は町から出ようとしてたおかげでまきこまれずにすんだ。だけど町の中心にいたハマナミは完全にまきこまれたな。これはチャンスだ。速く逃げよう! 東に行くか。道が岩だらけだけどなんとか進めそうだ!

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