7/7
俺の理由
俺は琴音に全てを話した。
人をさらって何をしているのか、それは誰に言われているのか。何のためなのか。
「それって君は何のためなの?」
もっともだ。何のためなんだろう。
ただ一ついえるのは、俺はこの部屋から狩りに出ているということ。
狩り以外は許されない。
まるで猟犬のように、必要なとき以外は放たれない
「でもなんで君がそんなことをするの?」
それももっともだ。でもそれは理由がある。
「俺は。。。ここで罪を犯した。だから幽閉をされている」
「えっ?罪?犯罪?警察は?」
「とても警察とかでは取り合ってくれない種類のモノ。でもその罪はとても醜い。だから俺はこの学校から外には出られないんだ。狩りも贖罪の意味がある」