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この生活にはルールがある

ルールがある。


1.授業中は制服を着ること。


2.特別生徒会室を出られるのは、24時から7時まで。解放されたときは、その限りではない。


3.食事は学校側からは朝と夜の二食が支給される。メニューは好みを反映するので、逐次意見を言って良し。


4.生徒との接触は生徒会役員のみ。しかしながら偶発的な遭遇は、その限りではない。


5.職員とは接触をしないこと。例外はなし。


6.一般生徒に通報された場合は、校長室に至急出頭のこと。そこで自害し、死体の処理は一任のこと。


7.日誌は毎日付けること。検閲は行わないが、遺書は書かないこと。


8.活動及び行為は特別生徒会室ではなく、地学講義室にて行うこと。


9.全ての生徒は好きに扱って良い。卒業生もこれに該当。


10.学内で起きた事件、事故は全て学内で処理をする。外部への漏洩は厳禁。



24時を過ぎた頃、俺は特別生徒会室を出て、地学講義室に向かう。

〝解放〟が行われた日は、地学講義室で作業をしないといけない。これはとても時間がかかる。だいたい毎回、門限いっぱいの7時までかかる。


解放時間に運び込んでいたものを、地学講義室の冷蔵庫から出す。これを講義机に乗せる。やはりいつもこれは重い。

講義机に乗せて、蛍光灯の光に当たると、それはまるで自分で光るような眩しさがある。


俺の仕事が始まる。

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