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俺は今日も不幸を実感する(仮)  作者: 団扇
こうしてオレの生活は始まる
7/7

自然科学研究部

キャラ作りって難しい…

取り敢えず何の活動がするか決める事になった。てか、3人の趣味とか知らないし、オレの趣味も特にあるわけでもないからなにを提案すればいいか分からない…それに既にある部活は駄目だしそうなるとマイナーな部活選ぶしかないしな。困った…


オレが悩んでいると健太が真っ先に手を上げた。


「こういう時王道はお悩み相談部だろ!」

何の王道なんだそれは…


「中村君にそんな悩みを解決出来る知恵があるとは思えないんだけど?」

呆れたといった感じで白河が言った。


「確かに難しそうだよねー!人生経験は変わらないわけだし、相談に乗るだけ乗って無責任だしね。」

紅葉がそれに頷く。確かに無責任だもんな。って事はボツか。


「じゃあ新聞部は?」

ふと思い付いたので提案する。


「既にある」

速攻で白河に否定された。そういえば確かにあった気がする…


「自然科学研究部とかは?これ名案でしょ!オレ中々キテるな!」

興奮気味に健太が話す。


「それ何をする部活なの?科学研究とか難しそうだけど。」


「山登りとかするんだよ。他にもキャンプとか。結構楽しそうじゃね?」

まあ確かに楽しそうだし、自然科学研究部はこの学校には無かったし、案外2人次第ではこれで決まりか?


「楽しそう!唯香どう思う?」


「絶対にダメ。」

白河が否定する。紅葉は少し不満気だ。


「なんでダメなの?結構たのしそうだよ?」


「危険だから。」


「山登りはちゃんと天気確認はすればいいし、そんなに難しい山を登らなければ大丈夫じゃないか?」


「山登りはいいけどキャンプはダメ。」


「なんでそうなるんだ?キャンプなんてそれこそ専用の施設を使えば大丈夫だろ。」


「泊まりがダメ。」


「大丈夫だよ、2人ともそんな事しないと思うし。」


「男なんてケダモノだから。」


「ちょっと待てよ!健太はともかくオレはそんな事しないから!それに仮に健太が襲っても白河がいれば大丈夫だろ。」


「何でオレが襲うの前提なんだよ…」

この際健太はスルーするとして。


「まあそこまで言うなら別にいいけど。ただ紅葉に一歩でも触れたらアレだから。」

あぁ…前のアレか…絶対に受けたくねぇ…


「じゃあ自然科学研究部に決定!!!」

紅葉が笑顔で言う。可愛いな…はっ。白河がいるから平常心…平常心。


「でも、人数5人だから1人足らないし、顧問もいる。後、部長も決めないと」

健太が珍しく真面目に提案した。うん。かなり珍しい。健太から睨まれたけどほっとこう。


「顧問はおじいちゃん先生の古田先生にやって貰うの決定してるし、私が部長やる!副部長は春樹君ね!人数集めは今から集めよう。」

副部長かまあ別にいいけど、少しは気合入れないとな。でもオレ全然この学校に人脈ないし3人に頼ることになりそうだ。


「じゃあ今日の会議?かいさーん!」


こうして自然科学研究部に決まったがこの部活名長いな…


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