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俺は今日も不幸を実感する(仮)  作者: 団扇
こうしてオレの生活は始まる
2/7

転校初日…

「おい!大丈夫か?」

うん?なんでオレ倒れてるんだ?そういえばあの後殴られて気を失ってたのか…転校早々なにやってんだか…


「おう!大丈夫だぜ!」

殴られた頭は多少は痛いが特に問題はない。


「良かったなー!ったく心配させやがって。あの後保健室まで連れて行くの大変だったんだぞ?」


「悪い悪い!そういえばどうなったんだ?」


「あれから白河は大男もう一回叩きつけて先生がちょうど教室入ってきて解決ってわけだ。にしてもツイてないなーお前も」笑いながら健太は言う。ってあの女の子白河って言うのか…


「白河って子強すぎだろ…オレ最後庇いにいった意味なかったし!あの女の子何者?」疑問を率直にぶつけた。


「白河唯香。一年にして生徒会副会長、部活は入ってないが祖父から合気道を習ってて強いんだよ。しかも頭もよくてルックスもオッケー。」


「完璧超人じゃん!スゲーな」

通りで強いはずだ。動きに無駄がなかったし、あんな大男を、軽々叩きつけるんだからよっぽど技術があるんだろう。


「完璧超人って思うだろ?実は違うんだなー!それがあいつレズなんだよ!」

え?そうなんだ…まあ恋愛は自由だからな!でも意外で、正直動揺をまったく隠せない…



「健太はなんでそんな事知ってるんだ?レズを白河さん大っぴらに出すようには見えないんだが…」


「いや、大っぴらだよ白河」

いやいや、想像できない。あの凛々しい感じの女の子が…


「その相手って誰なんだ?」

ふと疑問に思ったので聞いてみる。


「成宮紅葉だよ。性格はちょっと変わってるんだけど凄え可愛いんだぜ!」

なるほど!この健太の興奮している感じからよっぽど可愛いのが伝わってくる。


「ってそろそろ教室戻ろうぜ!昼休み終わっちゃうよ!」健太が時間を指差す。ってオレ昼休みまで気を失ってたのか…てか飯食ってねぇ!時間もないし。はぁ。オレは諦めて教室に健太と向かった。




★★★★


教室に戻って席に着いた。後5分か。そんな事を考えているとオレの前に女の子が席に着いた。あれっそういえばオレが登校した時居なかったような…でも可愛いなこの子。綺麗なロングの黒髪だ。白河と引きを取らないというかそれ以上に可愛いんじゃ…


紅葉このはー!今日は何で遅かったんだ?」白河がハイテンションで声を掛ける。

ってかさっきとは大違いだな。戦闘シーンはなんだったのか……って紅葉?…さっき健太が言ってた子か!通りでテンション上がるはずだ。


「前転けた時に捻挫したから病院行ってただけだよ〜。もう大丈夫!!って転校生?」

オレに紅葉は目を向ける。ってこの子目が青い?凄く綺麗な瞳だ。なんで青いだろう。でも身体的特徴はコンプレックス抱えてる人多いしな。いきなり聞くのも失礼だろう。それにしてもこの綺麗な瞳どこかで見た事があるような……あっ返事しないと。


「オレは今日転校してきた市川春樹!席近いしよろしくな!」


「市川君!よろしく!私は成宮紅葉です。えーと紅葉とか気軽に呼んでね。後、市川君私に昔会ったことある?」


「紅葉だな。分かった!オレも春樹って呼んでくれ。オレも会ったことあるような気がするんだけど思い出せないんだよなー。オレの親は転勤族で、よく学校変わるしあんまり覚えてなくてさ。」


「そっかー私の勘違いかもしれないから気にしないで!とりあえずこれからよろしくー!!」元気な表情をみせる。しかし一瞬彼女は悲しげな表情を見せていた。疑問に思ったがすぐに元気そうに戻ったので安心する。


「ねぇ市川君!ちょっといいかな?」

って白河さんか…どうしたんだろ?廊下まで呼び出された。


「紅葉に手を出したらぶっ殺すからね?」

え?この人可愛い顔して何を言うてはるんですか…聞き間違いかな。


「聞いてるの?ぶっ殺すからね。」

聞き間違いじゃなかったぁぁ!!怖すぎってか威圧感ありすぎだろ…


「じゃあそれだけだから!」

白河は席に戻っていた。はぁ何で女の子に恐喝を受けねばならないんだ…


その後教室に戻り午後からの授業を受け、放課後を迎えた。

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