第3話 前作第7話のとき 〜初冒険者のときの神〜
「あ〜、つるはし君、○んだわ、、」
つるはしダンジョンには初の冒険者が来ている。でも、つるはし君には何の能力もない。
勝てないやろな。
やっぱり異世界からダンジョンマスターってキツいのかな?
100人もいたのに、1週間もたたんと半分以下やで。
つるはし君、転生ボーナスのことで落込んでたもんな〜。でもこればっかりは転生前の情報が反映されてまうのよ。
自分がわるいんやで?
それにな? せっかくダンジョンあげたのにイキナリ3日も寝るとかメンタルどうかしてるやろ?
◇
ーーあれからワイは異世界転生者のうち、つるはし君のことをよく見ていた。
日曜8時の「ゴザエさん」ぐらいには見ていた。
これは周囲からポンコツ神と呼ばれる自分とつるはし君を重ねてのことかもしれない。
いや〜、ゴッドポイントもないしこっちから助けるのはムリよ。
助からない。
つるはし君は助からんのよ。。
もしかしたら駅近は失敗やったかもね。
ダンジョンマスターは簡単に異世界交流したらアカンのよ。
ワイは静かに目をつぶった。
そして、つるはし君のダンジョン崩壊のアナウンスをまった。
、、、が、なかなかアナウンスがながれない。
あれ? 故障?
うっすら目をあけるが、つるはし君はまだ冒険者にやられていなかった。
それどこか、冒険者の撃退に成功していた。
あいつ、すごいな