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始発までには帰らなきゃ
「待ってくれよ!」
日差しとZX平面に響く甲高い声。
そうだ。今日は3の倍数の日なんだっけか。
そいつ___そう、ebiは三角木馬に乗ってやってきた。
なるほど、今日はいつもよりも反発係数がご機嫌のようだ。
「僕と一緒に猫を50匹弱雑巾絞りする約束だっただろ!?」
僕は黙って何も答えなかった。
十二支とプロ野球の関係性について考えていたからである。
「なぁ何とか言えってさ!!10月と11月を足したら何になるんだよ!?」
「電位治療器…??」
急に口を開いた僕にそいつは驚き、三角木馬を足で蹴った。
すると、それはダニのように嘶き競艇場へと鬼女の形相で走っていった。
「賭ける側にもなりたかったんだよ、まるで顔射のようにね。」
僕が格好つけると、そいつは間髪入れずに聞いた。
「ねぇ、パンダの黒い部分ってさ、苦いのかな?」
「じゃあ、戦争に行こうか。」
僕達は競艇場へ向かった。
Y=0を辿って。




