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多才貴族 ~前世の知識は最強だった?~  作者: ナッツ
0章 プロローグ
1/14

プロローグ

「あーーー、やっと終わったぁ」

 

 暗いオフェスの中でポツンと一か所だけ明かりの付いている机には、今日処理しないといけない書類をまとめ終わった誠がいた。


 今日は12月25日、つまり世間一般ではクリスマスなのである。

 しかも今年のクリスマスは土曜日なため、外はいつもより派手に装飾されており、イルミネーションの光が誠のいるオフェスにまで入ってきていた。

 

 次々と色が変わるイルミネーションの光が入っている窓を見た後、誠は自分の机を見る。

 今日中に終わらせなければいけない書類はないとはいえ、まだ机には山になっている書類の束が溜まってる。

 そんな机の状態に、誠は自然とため息がでた。



 時刻は23時半。

 翌日は休日だからか、時間が遅いにも関わらず外からは楽し気な声が聞こえてくる。


 流石に室内からでもわかるほど外の雰囲気が浮かれている中、これ以上仕事をする気になれなかった誠は帰宅することにした。



 最初は実家から40分ほどかけて通勤していた誠も、日々の激務と度重なる残業で終電がないことも多々あり、会社から歩いて10分ほどの場所に引っ越した。

 近場に引っ越しおかげで一時は負担が少し減っのだがが、その後近場に引っ越したことを知った誠の上司はより仕事を振るようになり、引っ越す前より誠の負担が大きくなったのは会社でも有名な話である。



 帰りにコンビニでご飯を買って帰ろうと考えてつつカバンを取ろうとした時、急に視界が歪むような感覚が襲ってきた。

 その症状は段々強くなっていき、誠は自分が揺れているのか地面が揺れているのか判別できなくなり、いつ倒れたのかもわからないまま意識を失った。


 そして月曜日、出勤した同僚により倒れている誠は発見され、早急に病院に搬送されたが、その時には既に亡くなっていた。

 死因は過労死とのこと。


 会社はこの出来事に対しての対応で忙しくなり、誠の上司は責任追及をされるのであったが、それはまた別の話。

ご視聴ありがとうございました。


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