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眠り屋の星

作者: 月澄狸

生まれた瞬間

忘れたんだっけ?

目を開けた時は

覚えていたんだっけ?

これが多分

記憶喪失ってやつ


小さいころの

記憶と感覚をたどる

懐かしさの奥に

かいまみえる何か

忘れたのか

元から持っていなかったのか


今は変わってしまった

故郷の道をたどるように

今ゆっくりと歩きなおす


思いだせないんだ

生まれる前のことが

何しに来たんだっけ?

誰か教えてくれないかな


思い出せないもなにも

生まれる前は存在しなかったんだ、

当たり前だろ

なんて

本気ですか?


生まれる前自分がどこにも

「なかった」

ように感じますか?

あなたの年齢

その年数が

あなたの存在の

すべてですか?


「違う」って

心が言いませんか?


何かしに来たと思うんだけどなぁ

「人生の意味は?」って聞いたら

「それは自分でみつけるもの」

って

言われるだろうし

他の人に聞いても

仕方ないし


知っているはずの僕に聞いても

黙ったまんま

うんとも

すんとも


それを探すのが人生ってこと?

ってまた人に聞いちゃうから

否定されることになるんだよね


僕は探しています

自信と誇りを持って

僕を

探しているんです

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