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掌編作品

暇の缶詰

作者: 泣村健汰

 駅前で、暇と書かれた缶を買った。

 効き目は1時間。値段は千円。

 話のネタにと思い、やおら家で開く。

 が、中に何かある訳でなし。

 しかしどうだろう。仕事はおろか、食事も睡眠も、何もする気が起きぬ。

 ただただ無為な時間。

 まさに暇である。

 ぼんやりと時計を眺める事一時間、途端にやらなければいけない事を思い出し、同時に腹も減って来た。

 暇の概念とは時間では無く、生きる気力の問題であったかとほくそ笑む。

 いい買い物をした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] するっと読めて、何気に深いお話でした! [一言] 面白かったです!! 暇ってそういう事かって… フって笑ってしまいました^^
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