Kojiと四人の仲間たち
投稿遅れてしまい申し訳ありません。
【前回のあらすじ】
マインクラフトの世界に転生した康二だったが、そこはなんとデスゲームの世界だった。一部のプレイヤーにのみに与えられた権限で自らをクリエイティブへと至らしめるものの、右も左もわからない状態。
そんな中。プレイヤーYujiと仲間となり、新たな冒険が始まる。
仲間を見つけるためにオーバーワールドに戻ってきたものの、どこを探したものか…。
[Koji -> Yuji] どこ探しますか?とりあえず見晴らしの良い砂漠とかどうですか?
[Yuji -> Koji] あー、でもあんまり人いないと思います。
どういう意味だろうか。砂漠がそもそも近くにない可能性もあるか。
[Koji -> Yuji] え、どうしてですか?
[Yuji -> Koji] まぁ、これは推測になるんですが、
[Koji -> Yuji] はい。
[Yuji -> Koji] デスゲームだからみんな身を隠せる森やジャングルに行くと思うんですよね。
[Koji -> Yuji] たしかに…
[Yuji -> Koji] それに、砂漠とかだったら康二さんが空中から探せばすぐ見つかるので、後で大丈夫だと思います。
なるほど。
[Koji -> Yuji] じゃあさっきの森を探しますか。
[Yuji -> Koji] 了解です。
こうして、俺たちは砂漠の中を散歩し始めた。
オークと白樺の森で、バラの群生地帯や湖が確認できた。
すると、うっすら、誰かのネームタグが見えた。
近くまで走って行き、後ろから/tellコマンドで話しかけた。
[Koji -> Rika] こんにちは。
プレイヤーは驚いたように、あたりを見渡す。
俺と目が合う。
俺はスニークし、アイテム欄からパンを取り出し、相手の方に投げた。
相手はスニークしているが、パンを取りには来ない。
俺はパンを回収し、再び/tellコマンドを使用した。
[Koji -> Rika] こんにちは、今、仲間を探していて、よければ一緒にこのゲームを乗り切りませんか?
そういうと、Rikaは右往左往しつつこちらにゆっくりと近寄り、目の前まで来ると、二度スニークした。
[Koji -> Rika] どうしますか…?
Rikaは俺の方ではなく、Yujiの方を見ていた。が、Yujiが俺の横に並ぶと、再びこちらを向いた。
[Rika -> Koji] 初めまして。お誘いありがとうございます。
Yujiが先ほどの要塞で入手したらしきヘルメットをRikaに渡した。
Rikaはそれをかぶった。しばらく無言が続くと、Yujiは歩き出した。
俺がその後につき、そしてRikaがその後につく。
仲間になってくれたということでいいのだろう。もしかしたら、RikaとYujiとの間で何か会話があったのかもしれない。
康二たちは再び森を歩き出す。彼らの旅路が、いずれ世界を変えるなど、彼らは思いもしなかった。
再び、新しいプレイヤーと出会った。名前はTaroとKen。
最初、警戒の電波が走った、、かのように感じられたが、すぐにTaroが一歩前へ出て、あいさつをした。
[Taro -> Koji] こんにちは。はじめまして。
[Koji -> Taro] はじめまして。
[Koji -> Taro] なんだか、とんでもないことが起こっていますよね。
しばらくして、Taroからの返信が来た。
[Taro -> Koji] 本当にそうですよね。あなたの前で歩いていた人から、仲間にならないかと言われたのですが、これは御三方で決められたことということでよろしいですか?
さっきはYujiのメッセージを見ていたのか。もちろん、仲間を増やしたいのは俺たちの意思だし、Rikaも同じように考えるだろう。
[Koji -> Taro] そうです。ぜひ私たちと友好的に、できれば仲間になっていただきたいと考えています。
[Taro -> Koji] なるほど、Yujiさんからも同じように伺いました。
[Taro -> Koji] 仲間とは具体的にどのように考えていますか?
[Koji -> Taro] お互いに協力して、安全を確保し、このゲームを乗り切るための方法を考えるための集まりだと思っています。
[Taro -> Koji] ありがとうございます。
Taroは一歩下がり、Kenの方を見る。数秒後、KenはTaroを見て頷き、Taroはこちらに向き直す。
[Taro -> Koji] 私どもとしてもとてもありがたい提案です。ぜひ仲間にならせていただきたいと思います。
[Koji -> Taro] そう言っていただけて嬉しいです。これからよろしくお願いします。
[Taro -> Koji] よろしくお願いします。協力の必要がある時はいつでも言ってください。
[Yuji -> Koji] これくらいでいいんじゃないですかね?
[Koji -> Yuji] 確かに、これ以上仲間を集めると揉めそうですね。
俺は、次にすることを考えることにした。
すると、
[Taro -> Koji] 先ほど伺ったのですが、ここのリーダーはあなたでいいんでしょうか?
え、そんなこと言ったっけ?
[Koji -> Yuji] 俺、ここのリーダーにされてるんだけど。
[Yuji -> Koji] そうですよ。クリエイティブなんて絶対にKojiだけですし、リーダー頑張ってください。
リーダーか。なんかちょっと嬉しいような、緊張するような…。でも確かに、俺はクリエイティブだからな。力には責任が伴う、、こんな言葉を実感する日が来るなんてな。
俺が感慨に浸っていると、Yujiからのメッセージが来た。
[Yuji -> Koji] それで、これからどうしますか?
[Koji -> Yuji] もう多分二日目ですよね?今日はもう夕方ですし、あと一日でデスゲームが始まることを考えると、安全な拠点を作る必要があるんじゃないですか?
[Yuji -> Koji] そうですね。皆んなにそう伝えます。
俺は、ふと思った。クリエイティブコマンドを他のプレイヤーに使ったらどうなるのかと…。
[Yuji -> Koji] 伝え終わりました。みんな賛成してます。
[Koji -> Yuji] ありがとうございます。ふと思ったんですが、Yujiもクリエイティブモードにできるかもしれません。
[Yuji -> Koji] そうなんですか?
[Koji -> Yuji] ちょっとやってみます。
チャット欄
/gamemode Yuji creative
エラー:実行の権限がありません。
え。コマンド権限があるって話じゃなかったっけ?おかしいな。
チャット欄
/gamemode Yuji creative
エラー:実行の権限がありません。
うーん、よくわからないけど、できないらしい。
[Koji -> Yuji] すみません、理由は分からないんですができませんでした。
[Yuji -> Koji] 大丈夫です。どっちにしても、僕はクリエイティブになりたいとは思わないので。
???ちょっと何言ってるのかわからない。
俺はそこはかとない恐怖をどこかで感じつつ、理由を尋ねた。
[Koji -> Yuji] え、なんで、ですか?
[Yuji -> Koji] やっぱり、みんなクリエイティブになったら規律が乱れると思うので。康二さんだけにしといたほうがいいですし、できればこのまま秘密にした方がいいかもしれません。
なんだ、普通に理由があったのか。それにしても、すごい神経してるなぁ、、。
[Koji -> Yuji] じゃあさっきのネザーポータルのある平原へ戻って家を建てましょう。
[Yuji -> Koji] わかりました。ついてくるよう伝えておきます。
こうして、4人の仲間との、本当のサバイバル生活が始まったのだった。デスゲーム、それは命の奪い合い。そんなきびしい環境でこそ、人間の性が現れるのかもしれない。




