人物紹介 １
主人公ケントによる人物紹介
名字はケントが知ってる人だけ記載
＝ドルディ商会＝
ケント・ドルディ
俺は王都に本店を構える商会の次男。
技の道を極めるよりも店舗経営をしたくて、まだ支店の無いこの街で俺の店を開業した。
店の経営も軌道に乗ってきて、今は旨い携行食の研究にハマってる。
エミ・ケミーク
俺が家を出た時に頼った親戚宅の娘。
初めて会った時はまだ幼児の域を出ない歳だったのにいつの間にか恋バナ好きの立派なレディに育ってる。
薬学の天才で、ウチの店の看板商品でもある各種ポーションの製造者。
ウチには自由に、だいたい週三くらいで通ってる。
ギムリ・ドルディ（ギム兄、兄ちゃん）
親戚の兄ちゃん。
ギムリの父親が迷宮ラヴィーンで採れる鉱物に惚れ込み俺が来る前からここに住んでた。
年に数回しか会わないのに兄ちゃん、兄ちゃんと雛鳥みたいだったと未だに親戚連中から笑われる。
鍛冶職人としての腕も然ることながら、弓術の腕前も一級品な努力人。
今度ノエルと結婚するんだって。ヒューヒュー。
ガイウス・ハイム（ほんとはもっと長い名前）
俺の魔法の師匠。
マジックボックスが使いたかったから弟子見習いにしてもらって、一応満遍なく教わったけど応用までは習ってない。結構なスパルタ教育だったな。
開業した今はウチの店に魔法具の納品をしてくれてる。
元他国の宮廷魔導師だったけど、ブラックな職場で生命の危機を感じたからこの国に亡命したらしい。
奥さんが好きすぎるあまり弟子に要らぬ圧をかけて直ぐに出奔されてしまうのは最早様式美。
アニー・ドルディ（アーちゃん）
俺らの従姉。
開店に合わせてこっちに来てくれて、今はナンシーと服飾系の仕事をしつつウチの店の手伝いもしてくれてる。
最初は店の立ち上げだけ居る予定だったけど、ここは過ごしやすいから予定変更で永住することにしたらしい。
旦那はゴツいが娘は可愛い。
ナンシー・レイカー（ナー姉ちゃん）
俺が頼み込んで来てくれた親戚の姉ちゃん。
服飾のスペシャリスト。
アイディアが降りてくるとテンションブチ上げて前後不覚になるまで一心不乱な変人。
こっちでダンテさんと知り合って結婚までできたんだからちょっとぐらい感謝して欲しい。
レント・ドルディ
俺の双子の兄。
兄貴面がウザい。あとロリコンナルシスト。
一応婚約者いるけど見た目大人っぽかった気がする。え、惚れ薬いる？
俺と違って元男爵令嬢の母さんからちゃんと教育を受けてる。平民からすると貴公子ってやつなんだろうな……寒っ。
あ、代替わりで叙爵するかもだって。この話何度目かな。蹴るのがんばれー。父さんはいらんって一言で断ったらしいぞー。
ジョニー・ソートン
現地採用した開店当初からの従業員。
旅行が趣味で計画的長期休暇以外の営業日はほぼ毎日、午後店にいてくれる。
仕事は手を抜かずしっかりやってくれて頼りになるんだけど、とにかく寡黙なんだよなー。
たまに奥さんが買い物に来てるのを見るけど、奥さんも似た感じでほんとに夫婦かってくらい会話が無くて心配してる。
＝迷宮シュクロン＝
迷宮主
ウチの店に来た謎の人。
迷宮シュクロンの運営をしていて行き詰まって来たそうな。
人外の美しさにドキドキが止まらない。
いやこれは恐怖かも。
迷宮精霊
朝の開店前から店を覗いていた人。
迷宮シュクロンの迷宮主に仕えている。
語彙力失くなって美女としか出てこない。
とにかく目の保養。
＝ギルド＝
ギルマス
ギルドの偉い人。
移住当初から何かと世話になった。
爺ちゃんの知り合いらしい。
ミラン
ギルド職員。
ほぼ夕夜勤務。
夜の帝王って誰が呼び始めたんだろ。
愁いを帯びた表情に定評あり。
イアン
ギルド職員。
いろんな時間で見るけど夜朝勤務が多いかな。
キラキラ王子様系の美形。
レファ
ギルド職員。
俺はあまり関わり無い。
ハキハキしてるツリ目の美人さん。
アメリ
ギルド職員。
たまに買取りカウンターでお世話になる。
穏和なタレ目の美人さん。
＝街＝
ノエル・アルケー
ギムリの彼女。
普段は理知的なのにギムリが絡むとトンデモ理論をぶちかましてくる。
たまに俺のこと嫌い？ って聞きたくなる。
元引きこもりで今は護衛依頼特化の冒険者パーティーの索敵担当。
“銀眼姫”の二つ名はあまり好きじゃないらしい。だからか単に姫って呼ばれてることも多い。
ペイン
この街で上から数えた方が早い冒険者パーティーのリーダーでアタッカー。
上位なだけあって準備を含めて堅実な感じ。
見た目は歳相応。
男の子ばっかり五人のパパ。
ライエル
ペインさんのパーティーメンバーで遊撃手。
歳を感じさせない容姿で、話し方も相まって見た目詐欺ってよく言われてる。伝説のエルフ疑惑アリ。
もうすぐ十八になる一人娘がいる。
ソルジュ
ペインさんのパーティーメンバーでタンク。
二人より十くらい歳下。
隣国で流行ってるらしい隠れマッチョ体型ってこの人のことか。普段は細身に見えてそんな気がしないのに脱いだら腹がバキバキに凄いやつ。
最近待望の女の子が生まれてメロメロ。
ダンテ・レイカー
ナンシーの旦那さん。
役所勤め。
細面で掴み所のない人。
あ、甲斐甲斐しいも追加で。
ミカル・ドルディ
アニーの旦那さんで入婿。
冒険者。
羨ましいほどゴツい上に豪快な人。
なんで俺ら勘違いされた？
リンナ・ハイム
ガイウスさんの奥さん。
おっとり美人な元教師。
俺の足りてなかった教養部分を教えてくれた。
なんつーか、優しいのに基本逆らえない。
ハンナ・ハイム
ガイウスさんのお嬢さん。
生まれてすぐぐらいからの付き合い。
「お父さんと結婚する」より先に「お兄ちゃんと結婚する」って言われたのはガイウスさんには秘密。
ミルノ・ゼントーリ
この街の家具職人。
ウチの店にも見本品を置いてる。
丁寧な仕事が売りで人柄も柔和。
リュー・ゼントーリ
ミルノさんとこの末っ子。
女の子みたいにくりっくりで可愛い。
リンナさんによると最近ハンナちゃんといい感じらしい。
ガイウスさんにお婿さん候補として推薦済み。
ボナ
この街の人気食事処の店主。
メニューは日替わり一本の潔さ。
どれも美味しいけど特に煮込み料理は絶品だと思う。
街のマダムたちによればそろそろパートナーができそうとか。
領主様
この街の一番偉い人。
公爵で準王族で王位継承権を持ってたり。
平民を見下したりしてないし、ぶっちゃけ気のいいおじさん。
なんなら母方の伯父（男爵）より取っ付き易い。
先様
領主様のお父上。故人。
もともと第三王子だった人。
ギムリの父親と縁があったらしい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
次話、作者による人物紹介。
蛇足気味ですのでそれでも良いよ！という方のみお進みください。
本日20時30分に投稿します。
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