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瞳を見るとBURST HEAT! VS世紀末格闘少女リズと不思議の格ゲー魔法世界  作者: 綾町うずら
勇者たちと動き出した運命編
82/147

第82話 招かれざる客

 ・・・

その後

 (ああ・・ちょっと寝ちゃうかも・・)

風車の家のリビングのソファーでミスラを頭の上にのせたままで

リズは寝転んでウトウト休んでいたとき


「ただいま~!」 「お邪魔します~」

突如ネロがすんごくかわいらしい女の子を家に連れてリビングに入ってきて


「ピキピキピキ・・!」

「ああああああ!!」

その時ミスラとつながっていたリズのおでこが

急激に氷点下に冷やされてびっくりして

飛び起きたりして大変だった


リズが無理やり冴えた頭で自己紹介したりして

なんでも初等部のネロのクラスに留学にきた、

エリーちゃんっていう留学生のとってもかわいいエルフの女の子で

ネロが学園の案内をしていたらしい

 やるわねネロ

(まあネロは気が利いて親切だからね)


ミスラはまあ それはびっくりしたらしい


私が跳ね起きた後 ミスラは妖精形態になって

ネロが連れてきた留学生のエリーちゃんと普通に元気に挨拶をしたりして

エリーちゃんに驚かれていたけど

その後で落ち着いたとき


「ネロがとられちゃった・・」

って普段いたずらなミスラが不安そうな顔をしていた

(まあミスラはネロが大好きだからね おおげさだなあ

私のおでこが冷え冷えだよ)


・・・

「あんなかわいい子連れてくるなんて やるじゃないネロ~」

それを後で女の子を送って帰ってきたネロに密かにからかい気味にいうと


「やだなあ そんなんじゃないってば 彼女はすごく勉強熱心なんだよ

リズもからかわないでよ」

(あらま おせっかいでした・・)



「一緒に寝るよミスラ」

「うん・・」

結局翌朝はいつも通りミスラやキスラと一緒に寝ていたらしく

スライム形態で一緒にいたので

謎の誤解?は解けていたようだった


その時の夜は風車の家に泊まった私のところへは

「リズ~」

ってアスラが自分の枕を持って ちょいっとやってきていた


アスラは

「(リズが寂しいなら一緒に寝てあげてもいいよお?ふふん)」

ってかんじだったんだけど



今日は眠れそうな良いところで おでこが冷えて中断して

疲れていて すぐにでも寝たかったので遠慮してもらった


「ふああ・・また今度ね・・

また今度ダンジョンでも連れてってあげるから・・」

「!?」


それでもアスラはねばっていたようだったけど

その時すでに私は夢の世界に旅立っていたようで

「スヤア・・」

「あああ リズのバカああ!」


ふてくされたアスラは一人で寝ていたようだった

(ごめんねアスラ)



・・・・・

そのようにしてネロのいる初等部や他の高等部でも

優秀で熱心な留学生を受け入れての授業が他の学生にいい影響を与えて

学園全体で勉学が捗っているらしかった


ここ数日は中等部では留学してきた勇者が来ているので

それに配慮して監査側の意向に

合わせたような内容の魔法の講義が多くなっている


中でも私たちのD組は勇者ミトラが所属しているので

自然と勇者アギトのいるA組との合同の講義の比率が多くなっていた


・・・

「へえ やっぱここは前からこうなんじゃないかと思ってたんだよ」

「ここの魔術回路もこうするとよくなりそうじゃない?」

クラスで合同の魔法の演習が何回かあったのだが


光魔法の分野でミトラと勇者アギトは

お互い理解が近くて意気投合したらしく

意見を交換したり よく話し合ったりしていた


先生にも指導をしてもらって より性能を高めた光魔法で

2人して試験用の最新式の計測機能もある高そうな機械の的を


「バギン!バギャアン!」ピシュシューン・・、「  」スン

「いいかんじね!」「ああ!うまくいったね」

無邪気に大出力の光魔法で連続で何個も壊していた時は

指導していた先生は口をパクパクして青い顔をして指導を後悔していた


(あとでミトラに聞くと 

的はそういうもので壊れるのが普通だと思っていたとか)

それを見ていた生徒たちも引き気味だった


私?私はというと 勇者ミトラたちが講義でやる気になっている顔を見て

なんとなく良からぬ予感はしていたので

(この辺でいいか・・)

静かで危なくない端っこ辺りに陣取って

指導をされた光魔法を発動できるように

ひそやかに練習をしていたんだけど

「ゴニョゴニョ・・」

(同じように危機を察知したのか

なぜか一緒に近くにいた同じクラスメイトの仮面をかぶった無口な女の子と

線香花火でもするみたいに魔法の練習をしてる)


「光よ・・!」

(ズズズ・・・)


「・・・」

私の魔力から発動した光魔法?は

やっぱりミトラたちのように白い光にはならず

いつもの黒々しい光?を放っていた


・・・・

・・・

そんな合同演習のひとつに

「剣」を扱う演習があった


「では「剣術」の合同演習を行う・・!」


演習での指導の先生は いつかの半竜人の魔法剣士ボルティックス先生

心なしかテンションが高い

(この武闘派め・・)


「剣かあ・・」

私はそういうものは今まで扱ったことがない 

魔法科だと魔力が切れた時 

いざというときの杖術の扱いを習ったことがあるくらいだ

(あっても果物ナイフかペーパーナイフくらいだよ)


なので興味も多少はある


学生の選択科目によっては剣術も選択可能なので

すでに専攻している学生には得意気にマウントを取ってる人もいる


そういった人達は打ち合いなどの進んだ指導を最初から受けられるけど

私たちのような だいたいの初心者組は集められて基礎からの演習だ


一人に1本木刀が手渡される

(ああ やっぱ木刀なのね)


My剣などを持っている人はそっちを帯剣して持つことも許されていて

A組にいた勇者の取り巻きの大剣士ジャスパーなどは

それは天下を取ったようになっていた


とはいっても ジャスパーは職業柄特殊なので合同演習のような講義だと

指導側に近くなってしまうようだ


・・・・

まあそういうのとは縁がないリズのいる初心者組グループ


「そうだ その調子だぞ」

「えい!えい!」

(ブオン!ブオン)

初心者組は先生のはじめの型を見習って素振りを始めていく


(おええ 結構大変ね 剣士はこんなことずっとやってるのかしらね

もの好きよね)


オリジンにも武器を使うキャラクターはたくさんいるが

リズはイヴ一本なのでその手の武器の扱いには全く補正がかからなかった


(兵器とかなら向こうのロストオリジにいた私の知識も多少あるし

イヴも使ってたから もしかしたら補正がかかるかもしれないんだけどなあ・・

まあこの世界ではまるで縁がないわ)


それになにも魔力の補正もない素振りは

なかなか貴族出身の生徒達にはハードであった 

リズも続けていくと軽く汗が噴き出る


(ところで・・)

「なんでまた 私の隣にいるのかしら?ミトラ」


(ブオン!ブオン!)

「え・・ いいじゃないの!だめなの」


私の隣で木刀を 教えられた始めの型通りに振り回している勇者ミトラ


「あなた聖剣使えるんでしょ! 

今までも魔法の授業のときは前の方にいたでしょ

あっちにいきなさいよ!あっちに!」


「せ、聖剣は使えるわ・・!けど私は我流だったから型自体はへたくそだし

基礎からしっかり形を覚えたいなって 

それに光魔法だけはちゃんと私が得意だったから・・」

(ぬぬぬ・・)


「うう・・そこまで言わなくてもいいじゃない・・」

ちょっとしょぼくれるミトラ


「そう・・」


「それに今回は私だけじゃないわ・・!」

「!?」


「最近合同でよく会うわねリズ」

「いえーい」


さらに勇者ミトラの向こう隣には首都出身勇者パーティ組のステラとローラがいて

これもまた木刀をちょいちょい振りかぶっていた

(なにい~!)

(ああ この子たちは魔法専門だったわね・・)


でもさすがに勇者アギトまではいないようで少し安心した


「アギトもついてきたがったけどね」

「僕も初心者気味なんだけど、とかいってたよね」

(うそつけえ・・!危ない・・できるひとはちゃんと向こうにいきなさいね)


・・・


「ガキン!ガキイイン!」

「バアアニング!!」

「うわああ」

剣術に元から心得のある本格派の学生たちはエリアをわけて

そちらはそちらで各自の打ち合いでみっちりしごかれていて


今リズたちがいる初心者組の位置からもその様子が目に入ってくる


「やあねー 向こうは暑苦しくていけないわよね」

「こっちのほうがいいわ~」

向こうの暑苦しい剣戟の様子を見て ステラとローラはついていけない様子だ

(あ・・ちょっと分かる・・親近感・・)



「えい!えい!」

(ブオン ブオン・・)

ということでお嬢様4人で仲良く素振りをしているのであった


一通り剣を振り終わると 

その後 また少し別の基本的な型を覚えたりした後

その基礎の振りに、

魔法科なので属性の魔力をのせて 木刀を振っていく練習が行われる


・・・・

一応は基本の型を使えるようになった生徒たちに

指導を開始するボルティックス先生


「(バチバチ・・!)」

「こうしてまずは自分の得意な属性からうまくコントロールして

流して剣の内側と外側で若干流れに違いを加えて維持していくわけだな」


(うわあ・・)

上位魔法師のボルティックス先生が木刀に雷属性の魔力を流していくと

それだけでただの木刀が高度な魔法剣になっているようだった


「そしてこれを・・振り下ろす!」スン


「ズギャアア!」

(げええ~!)


先生がその雷がまとった木刀を基礎の振りで振ると

見本に遠くにあった的まで一直線に焦げたような跡ができて

的が飛んでいって倒れて焦げていた


「む 練習用の木刀では少し焦げてしまったな」

(プスプス・・)

先生のもつ木刀の方も若干焦げて煙を出している


「・・まあ このようになる」

(このように・・?)


・・・

それから木刀に魔力を込め始める初心者組の私たち


「こうやって通すのよ やってみてリズ」

「・・・」


勇者ミトラは得意げにしているが

ミトラが魔力を通すとなんかもうすでに木刀の形が

崩れそうになっている

(ミトラの聖属性の魔力を通したら あれってもう聖剣じゃないのか・・?)


少し疑問に思いながら私の剣に魔力を込める

(ズズズ・・)

(魔力の通りが良すぎるこの腕輪の方で慣れてたから

やたら木刀は魔力が通りづらく感じるわね)


トントン・・

私の肩を優しくたたかれる それに振り向くとステラがいた

「違う違う もうちょっとこうした方が通りがよくなるわよ

腕輪の加減とは少し違うから・・」

(あっほんとね よくなった・・!)


「ありがとう ステラ」

勇者ミトラとは違ってがさつではなく

しっかりと繊細な魔力のコントロールができていて

奇麗に白く染まった木剣を持っている首都組のステラが傍から教えてくれる


「むう・・」

それ見てやや不満げな勇者ミトラ

(気持ちはありがたいけど 規格がちょっと違うわね)


「ズズウ・・!」

(しかしまあ 私の剣は黒いわねえ・・ 

ブラックソードよ これで暗殺でもするのかしら


まあ魔力を込めた分だけ 少し前よりは扱いやすくなったわね

ただこれ以上圧縮すると私の木刀も折れちゃいそうね・・)


「ブオン!」

(ズズ・・)

基礎の形で振ってみるけど 剣は少し軽く感じたし威力も上がったぽいけど

先生みたいに斬撃自体が飛ぶみたいなことにはなっていない

(むしろどうやってるのよあれ)


「ねえ あんたもできるんでしょう 見せてよ~ 聖剣」

こちらもコントロールできている白い剣をもう持っている首都組のローラが

勇者ミトラにねだっている


「あっ・・」(ボロ・・)

ちょうど勇者ミトラの木刀が

ミトラの魔力の圧に耐え切れず形を失って崩れるところだった


「剣もちょうどなくなっちゃったし・・まあいいわよ」

(いや 君がなくしたんだよ ていうかここでそんなもの出して大丈夫なの)


勇者ミトラはその場から少し離れてから両手を合わせると

「キイイイイイン・・!!」


そこから徐々に合わせた手を離していって その手の間から

呼びこまれた聖剣の光があふれてくる


「ジャキン・・!」


「こんな感じね」

意外と聖剣の扱いは慣れていたのかコントロールはできていて

さっきの木刀よりも少し長いくらいの勇者の聖剣が呼び出される


(へえ・・光っててかっこいいわね

 ちゃんと前のつまようじみたいな小さい剣じゃないみたいね)


「わあ・・!すごいわねえ」

聖剣を見せてもらって喜ぶローラ 

勇者ミトラが聖剣を出したので周りからも注目されている


(ふーん・・)

最初のミトラやステラやローラがだしている白い剣も

これは聖剣なんじゃないか?って思っていたけど


こうして目の前にあるちゃんとした聖剣は

あきらかにそれとは違った輝きをもっていて

ただ聖属性の魔力を流しただけの剣ではないことが分かった


・・・

「ワアアア・・!」

すると向こうの剣術本格派グループの方でも声があがる


「キュイイイイン・・!」

(あれは・・)

どうやらミトラとタイミングが重なったようだけど

勇者アギトも聖剣を出したようだった


「(ふーん 彼も勇者ってことね・・)」


様子を見ると大剣士ジャスパーと打ち合っていて

勇者アギトが使っていた剣を折られたので聖剣を出したようだった


「いいねえ!! まだまだ行くぜ!」


「ガギイイン!!」

「(ガッシャンコ・・!)」

「キイイイイイン!」


「ぐっ・・!」


聖剣も出して形勢は勇者側に一気に逆転か、と思われたけど

この学園の剣術技能持ちとしてはトップクラスであるジャスパーに対して

勇者アギト君は苦戦しているようだった


(へえ・・あんなめちゃくちゃな勇者の聖剣と打ち合えるのね・・

普段やたら大事にしてるだけあって

やっぱりジャスパーの持ってる剣っていい剣なのかしらね)


大剣士ジャスパーと勇者アギトの打ち合いは

いい見世物なので一同見物になってしまっている


「ガギイン!ガキュイン!」

(へえ・・すごいわあ 暑苦しいけど)


「こら お前たちさぼって・・まあ仕方がないか

 見学で得られるものもあるだろう」


ボルティックス先生は見物に移行した生徒たちを止めたりはしなかった

腕を組んで一緒に打ち合いの様子を眺めている


「うーむ しかし・・勇者アギト君も太刀筋はそれなりだし頑張ってはいるが

少し首都から聞いていた報告とは違うようだな 

もっと剣術レベルは高いと聞いていたが」


(え・・?)


「・・・・」

首都組のステラとローラはその様子を見物しながら

少し黙り込んでいた


「ガキイイン!」


「・・打ち合いそこまで!!」

先生が大号令で静止をかけてジャスパーと勇者アギトの剣の打ち合いは終わる

・・


「いいな お前なかなか熱かったぜ!」


「すごく、参考になったよ ありがとう」


勇者アギトは少し息が上がっていたようだった

打ち合いが終わって汗が滴る男同士でがっちり握手をかわす


(あ、暑苦しい・・!)

それを見てキャ~とかいってる女子学生もいた



(・・まあ私も少しは剣が扱えるようになってよかったか)


こうして剣術の合同演習は終わったのだった



・・・・

その後の勇者アギト サイド


「ああ・・!今日は剣術でもかなり手ごたえがあったなあ」


勇者アギトら首都組の留学生たちは

学生用の下宿施設ではなくて

来賓用の豪華な宿泊施設を一時的に学園から提供されている


「でもアギト 今日は()()()聖剣だったね」


途中まで一緒に歩いて来ていたパーティメンバーのローラが

勇者アギトに一言つぶやく


「え、うん・・? まあそうだね 調子が良かったんだよ

これからどんどん演習も勉強もこなして勇者としての力をつけていくんだ」


「うん 今日はアギトらしくてよかったと思うわ

 無理せずに力をつけていきましょうね 私たちも協力するから」

今度はステラが声をかける


「いつも助かるよ

2人ともありがとう 今日はおつかれ じゃあ僕はこっちだから」


用意された自分の部屋の方に去っていく勇者アギト

「私たちもいこう」

「そうね この学園のディナーって毎日変わるから楽しみ~」


ステラとローラも自分たちの部屋に歩いて戻っていく



・・・・

勇者アギトの部屋


来賓客用の豪華な宿泊部屋の割り当てだ 

貴族の生徒用の寮舎よりも さらに磨きがかかっている


普段ボロ寮舎に住んでいる勇者ミトラが見たら泣き出しそうな部屋だ

・・


「この学園の設備は本当にいいなあ 首都の僕らの学園よりも充実しているよ

勇者ミトラやその友人たちも それはいいところに住んでるんだろうなあ


ちょっとうらやましいな」


勇者アギトはゆったりとした座椅子に座る


「そうだ少し 明日からの予習もしておこう 

留学にきてから学習意欲もどんどん湧いてきたなあ 本当に来れてよかったなあ」


・・・

明日からの学園の授業の予習を勢いで あらかた終わらせる勇者アギト

「明日はこのチェック箇所とここを先生方に質問しよう」

「後は杖の手入れもしておこうかな 最近実習でよく使うしね」


(キュッキュ・・)

勇者アギトが普段から大事にしている魔法の杖をしっかりと磨いて奇麗にして

丁寧にコトリと机の上に置く


「ふう・・」


「少し疲れたなあ」



勇者アギトがどっしりと背もたれに寄りかかると一息つく


「・・・・」

勇者アギトが座る座椅子の少し先には

大きな姿見用の鏡が置いてあった


(   )

その中に映る勇者アギトの顔が少し不敵に笑う



「「ククク・・充実しているようだなあ 勇者アギト

杖だけじゃなくて()()()も大事にしてくれねえかなあ・・」」


その鏡の中のアギトが声は同じなのだが

まるで別人のような雰囲気を出してしゃべりだす


「・・君か・・極力もうでてこないでくれって言ったじゃないか」


その鏡の中の自分に声をかけている勇者アギト


「ああ でてないぜ 今日は剣術の演習だったのに出なかっただろ

お前が呼んでくれないと俺はあまり力が出せないんだ

あの時俺を呼んでくれてもよかったんだぜ・・? 

あの勇者アギトの評価が下がるだろ?」


「僕に足りなかった部分で僕を押し上げてくれた君にはとても感謝しているけど

僕は 自分の力で勇者としての力をつけたいんだ


剣術だってそうさ 君の力がなくたって僕は強くなれるんだ

ここにきてそう確信したんだ」


「立派だなあ さすがは勇者アギトだ お前の好きにするといい

俺はお前を応援してるぜ」


「まあそういうことだから おとなしくしておいてくれ

君との約束もこの留学が終わるころには終わるからね もう君の出番はないよ」


「おや そいつは残念だ」



「今は とてもいいところなんだ

今日なんかもう少しでつかめるような気がしたんだ


それに勇者ミトラは僕と同じように聖剣抜きでも光の魔法で力をつけてて

一緒に同じ道を高めていけるんだ・・


今ここがすごく楽しい・・ 僕にとって楽しい、時間なんだ・・・」


勇者アギトは疲れがたまっていたようでそのまま

座椅子に寄りかかったまま こくこくと眠りに入っていく



「(ああ そうだな そして楽しい時間は とてもすぐ過ぎるものだ・・)」



勇者アギトはそのままゆっくり眠りについていった


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