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瞳を見るとBURST HEAT! VS世紀末格闘少女リズと不思議の格ゲー魔法世界  作者: 綾町うずら
星誕祭:リズとアスラの学園武闘編
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第59話 ゲンゴ襲来 前

 

「準決勝! リズ・クリスフォード 対 風魔かざま 玄護ゲンゴの試合を行う!」


主審は引き続き 竜人混じりの魔法戦士ボルティックス・アルハマー先生

試合の防護魔法を張る人員もかなり増えている


「「ワアアアア・・!」」

準決勝の試合の会場は大盛り上がりを見せる

・・

(まあすごい盛り上がり・・)


「・・アスラ」

「うん」

私の手のひらとアスラの小さい手のひらを合わせて伝心の魔力球を作る

今回はより長くいい状態で続けるために試合の直前に術を準備する

支援防護魔法はもうかけてもらっていた


「ボシュウ・・(ズズ・・)」

(うん アスラはあったかい・・いい感じね・・)

しっかし相変わらず どす黒くて禍々しい私の魔力

もうこの際気にすることでもないけど


(クロージュさんの治療のおかげでコンディションに問題はないわ 問題は・・)


「ゲンゴか・・」


「・・・」

闘技場の反対側でこちらと向かい合って腕を組んでいるゲンゴ

目を瞑って意識を集中をしている様子だった


(極論ゲンゴにずっと空に飛ばれたら どうしようもないんだけど

私も魔法もジャンプも使えるとはいえ・・

それに今までの試合では底を見せていないというか)


(まあそんなことは言ってもしょうがないわ

こちらもぶつかるだけよ)


「いくわよアスラ」

「うん!」


「・・・・」

組んでいた腕を解いて 

ゆっくりと閉じていたゲンゴの鋭い目が開いてこちらを見据える

普段の生意気な顔が真剣な目をしていた


・・・

試合の始まりのゴングが鳴る


「「ゴオォン・・!」」



「ダッシュ!!」(ピューン!)

(まあそんな気はしていたわ! 頼んだわよアスラ)

アスラはスタートから中央に向かって勢いよく走り出す


(私も支援できるように後ろでウォーターボールを圧縮しておくわ)

「ズズズ・・」

ほぼ同時にリズ手の中で渦を巻きはじめた邪悪な魔力の塊


アスラは猛スピードで走りながら飛び出してアタックをかける


(ゴオオ・・!)

「バーニング・ファイヤーアタック!!」

今度の突進は頭から気味なんだけど

前で手をクロスさせて前方により威力を集中させた構えだ


それに対して


「 風魔操術(ふうまそうじゅつ)(ごう)だ」

風の魔術が一斉に渦を巻いて

ゲンゴの肉体にまとわりついて 周囲のチリを激しく巻き上げる


(あれは・・いつかオジキが使っていた技と同じ・・!)


剛 打 掌 (ごうだしょう)!」

迎え撃ちの構えをとるゲンゴ

(正面から受ける気だわ!)


「ガアアアアアン!!」

ゲンゴの拳とアスラのクロスされた拳が衝突して激しくぶつかる


「「   」」

力がせめぎ合って その場で維持されるが

「ファイヤー!!」

さらにそこから炎の追加があるアスラ

強い炎がゲンゴの顔面を掠めていく


「(ピシ・・!)」

わずかにひび割れていくゲンゴの支援防護魔法


「フフ・・やっぱり 支援防護魔法ではあまり当てにはならないな

おちび、最初だけだぞ」


「フッ!」

一瞬だけせめぎ合う拳の力を別の方向にそらして

とっさに足払いをかけるゲンゴ

「あっ!」

体勢が崩れるアスラ


「ガシイ!」

そらされた拳の勢いと足払いによって 

アスラは前方に大きくバランスを崩す

それを最初から見越していたように腕から肩で がっちり掴むゲンゴ


(ブオオン!!)

「そりゃ!!」


「!!」

「うわあああ」

「(え!こっち!?)」

ゲンゴに大きくぶん投げられたアスラは

風の魔術によって加速しているらしく リズの方に向かってまっすぐ飛んできた


どうにもしないわけにもいかなくなって

リズはせっかく開幕圧縮したウォーターボールを飛散させてしまう


「ウォ、ウォーター・クッションよ クッション!」

アスラを受け止めるため とっさに思いついた

やわらかい構造のウォーター・シールドをワタワタしながら構築する


「(ズモモ・・!)」

その瞬間

「ズシャアア・・・!!」


「アスラ・・おかえり」

「おちびじゃないもん・・」


逆さまになったアスラを受け止める

即席ではあったけど なんとかアスラを受け止められるレベルの術ができたけど

一緒に吹き飛んで尻もちをついてしまった


「痛てて・・」


「後ろで こそこそしてたからな」

「!!」


ゲンゴはもう近くにやってきていた

近くなんだけど それは少し上の方、上空からの声だった 


ゲンゴは一瞬で翼で空を飛んで接近してきていた


「ウインド」

片手をリズに向けて速攻術が放たれる


(基礎魔法!?速い!)

(だけど間に合う!)


「ウォーター・シールド!」

「パシュウウ!」


(よし!防いだ!)

「ポン・・!」

(え・・?)


「ボフウ!」

リズが術を防いだ隙に リズの足元にすでに落とされていた白煙玉が起爆する

辺りは瞬時に白い煙に覆われる

「これは・・!ウインドがおとり・・?」


「まあそういうことだ」

「!!」

視界がない中 突然リズのお腹辺りを背後からガッと腕で掴まれた感覚

(やられた・・!)


「たるんでるぞ」

煙の中から忍者のように現れたゲンゴ

(なあ!私の背後からお腹ごとつかんで たるんでるですって・・!

ってそんなこと言ってる場合じゃないわ)


(しかしまあ オジキといいゲンゴといい・・体術使いというわけね)


リズの視界がぐらりと反転する

(肩に担ぎ上げられた・・!)


風魔流(ふうまりゅう) 大車輪(だいしゃりん)風車(かざぐるま)!」

「っ!」

リズは身をよじって抜け出そうとするが 

ゲンゴの腕はかなりがっちりと固められている


支援防護魔法の守りのおかげで 

あまりダイレクトにはその力を感じていないものの

「ギギギ・・!」

(うっ・・)

リズの防護が軋んでいて かなりの腕の力で締め上げられているのが分かる


一気に風に煙が巻き取られていき 

リズを肩に担ぎ上げたまま 力をためて回転して上空に飛ぼうとしている

(いけない!上空から叩き落とされるわ)


「(アスラ!)」

「ファイヤーパンチ!」

ゲンゴが飛び上がる前に

アスラが飛んできてゲンゴに殴りかかる


「バオオオン!」

「おっと」

一旦構えを阻止されて リズを抱えたまま攻撃を避けるゲンゴ 


「ファイアーパンチ!」「ファイヤーパンチ!」

ゲンゴはリズを肩に担いだまま 連打をしてくるアスラの相手を始める

肉壁するほど近くでの格闘戦に入ったのに 

アスラの打撃はゲンゴの体捌きに避けられ続けている

「ザ・・」

そして隙があると距離を取っていく 


「くうう・・リズ!」

あきらめないアスラは その都度前に詰め寄る


(あれは・・!)

(シュイイ・・)

それはよく目を凝らさないと分からないレベルで

高度な風魔法がアスラの拳の軌道を少しだけずらして

ゲンゴが避けやすい方向に気取られないように誘導しているのが分かった


リズは肩に担いだまま手薄の格闘戦の今なら・・と思って腕を動かそうとするが

ゲンゴは投げの力は集中してまだ解いていないようで

腕ごとまだがっちりと掴まれている

「・・!」

(あくまで私を投げる気なのね・・!)


「・・・・」

(このままでは すぐにゲンゴに決定的な隙を作られて投げられてしまうわ

その前に・・!)


「(アスラ!)」

「(わかった!)」


「どうした?当たらないぞ」


「・・・!」


(一瞬だけでいいわ この腕輪のアスラと私との繋がりで

私から一瞬だけアスラに通じて狙いすましたパンチを撃つ!)


テイマーから使い魔に許しを得て 

使い魔の体の一部を使う技がある しかし

それを使用すると力を多く消費して

交信術のアスラとの繋がりが長くは持たなくなってしまう


(でもそんなこといってる場合じゃない)


「  」

「(今よ!)(ここだ!)」


「ファイヤーパンチ!」

少し以前とは軌道が若干おかしいファイヤーパンチがゲンゴに迫る


「ブオオオ!」

(これは・・妙なパンチだ 読みが少し外れたか 見切ったと思っていたんだがな)


(だがパンチ自体は 別に俺の急所狙いでもない

風魔操術で誘導しなくても避けきれる場所だ 問題ない) 


「ザッ・・・!」

肩を少し揺らすことになったが

問題なくゲンゴはそのパンチを見切って避けきる


「これも避け・・」


「避けれるかしら・・!?」

(ビリィ!)

「!!」


そのとっさの勢いでリズの制服スカートが引っ張られて横端が破れながら

躍り出たリズの強靭でしなやかな長い足からの

速い膝蹴りがゲンゴの顔面に迫る

「ブオン!」

だがそのリズの膝蹴りは宙を蹴る

(見切りが速い・・!)


その膝蹴りが ただではない威力であるとみて避けきれないと判断するや

ゲンゴは即投げ技を解除して

リズを手放して かわしていた


「でも・・いいのかしら解除しちゃって!」


(避けられた膝蹴りから立て直される前に

足のリーチから回転してつなげた方が 今は腕を使うより確実だわ!)


その場から つなげて回転して舞うようにして リズは

(出すわよ・・!)


「( K(キック) ・・!)」

それはオリジンの「K」コマンド


「(コマンドキック!強回し蹴り!)」


「「バギャン!!」」


「・・・・ッ!!」

とっさにゲンゴは腕をクロスしてガードするが

そのリズの蹴りはかなりの威力があったようで


(ズザザザザザ・・・!)


ぎりぎり立って耐えた姿勢のまま、足場をひこずって後方に飛ばされ

地面の塵を巻き上げる


(、、こいつ・・)ググ・・

「バチ、チ・・」

ゲンゴはクロスで防御した自分の腕のダメージ具合を確認する


(腕の支援防護魔法はもうだめだな

この威力・・、ただの蹴りじゃない・・!それを超えて腕にダメージがある)


(やはり高度な格闘技・・隠し持っていたか

警戒していた腕はしっかり抑えていたんだがな・・

アスラに指示をしたのか

あの一瞬だけ 投げで拘束されているリズの体の足の固めが

甘くなる瞬間ができるように俺を動かしたのか・・


普通は偶然だと思うが・・ 俺はそうは思わない

あいつは戦いで もうその片鱗を見せていた)



「俺も少し たるんでいたようだな」


・・



「オオ・・!」(ザワザワ)


盛り上がる会場の観客席からどよめきの声が上がる


「おお・・!相手の女の子の方があっという間に体術使いに捕まっちまって

もう駄目かと思ったら

こちらも対抗してまさかの体術返しとは・・!」

「これは面白くなってきたぞオオ!」

「これで勝った方が勇者との決戦だ!」

「うおおお」

・・


・・・

セントラルド武闘大会会場来賓席祭壇の間

「・・・」

(ザワザワ・・)


「おや・・メサイヤ司祭長殿は

法典所属の勇者以外の学生の試合もしっかりとご覧になられるのですね」


「   」

その自身の片眼を金色の紋様印の入った仮面で覆い

ずっしりとした法衣を纏って来賓席の一際高い位置から観戦している

「聖ソウル法典の目」と名高いメサイヤ司祭長に

横からやってきた来賓の高位の貴族の気品のいい男から挨拶の声がかかる


「ふふふ なにせ伝統の祭典ですからね

それに()()()()()()()()()()()と聞いていましてね

私も楽しみにしていたのですよ


しかとこの目で見届けねばと思っています 」


「おお・・、 それはよいことです

この学園の生徒の魔法のレベルの高さばかりが目につくものですが


どうして今のような試合も

決勝までの余興としてはなかなか見どころがありますな 

近頃はあのような技巧派の体術使いの系譜がこれほど活躍しているのは珍しい


かつて魔術師殺しと云われたこの国の一族の使い手も

どうやらまだ健在のようですな


まあ、私としてはもう少しばかり貴族家の正統派の魔法使いたちにも

上位に残る意地をみせてほしかったところでしたが~・・」

・・


「ほう 体術使い、か・・」

メサイヤ司祭長はその目を試合中の闘技場の方に再び向ける

(・・・)


「戦い合う若き魂たち・・

はたして今宵この地に神を告げし星の子の光は降り立つものか・・ 」


(ザ・・・)

そのメサイヤ司祭長の少し離れの後方には

引き連れた警備の聖ソウル法典所属の

魔力を帯びた仮面で顔を隠し、法典を象徴する白いカラーに身を包む

白ずくめの魔法使いたちが立ち並んでいた



・・・・・

・・


しつこい投げの固めから解放されて体勢を立て直したリズ


「ふう・・」

(なんとか抜け出せたわ・・でもガードの上からじゃ あんまり効いてないわね・・

やっぱイヴは蹴りモーションは本領じゃないしなあ

でもオリジンでイヴの腕力を活かすには蹴りもしっかり扱えないといけないのよ)


(ていうか制服スカート破れちゃったわね・・

今まで急にここまで強いキックは使ってなかったから

仕方がないか まあいいわ 前より動きやすくなったし もう少し短くてもいいわ)


すると



「・・やはり他人の支援防護魔法は俺の体にはしっくりこないな」


(え・・?)

(パキ、パキン・・)

ゲンゴは自分を守る支援防護魔法を なんと自分から剥ぎ取って全てを解除していく


「やっぱこっちでないとな」


「ギュワーン・・!!」

代わりにゲンゴの自分の魔力で圧縮オーラをつくって全身を包んでいく

風魔操術・剛のすさまじい風も依然かかったままだ



「・・いくぞ」シュン・・


息を吸い込みかけたアスラが反応する

「!グレイト・ファイ・・」


「(アスラ!)」


「うわああ」(コテン)

「ブオオオン!!」

「バリイイイイン!」

アスラが詠唱を終える前に 一瞬の内にゲンゴはアスラの元にたどり着くと

腕を抑えて一瞬で掴み上げる軌道だったが


その前にアスラが

リズに呼ばれて こけて転倒して不発する 

だが

かすめたゲンゴの腕はアスラの支援防護魔法を粉々に砕く


(あの掴みが かすっただけで!?)


「ギュオオ・・!」

不発したことはゲンゴはまったく気に留めない様子で

そのまま止まらずにスピードを上げて今度はリズに対して向かっていく


(きたわね・・!)


「ウォーター・シールド!」(ズモ・・)

リズは対抗して圧縮してある守りのウォーター・シールドを展開する


「バッ」

(この圧縮ウォーター・シールドで守ると見せかけて

ゲンゴの行動を制限してカウンタークロス狙いよ・・!)


(この位置からだと 

わずかにゲンゴの視界から左側にスペースができるように設置したわ


アスラにしようとした投げをしてくるなら

ここから入ってくるはず・・あのスピードなら急には止まれない

それを拳で迎え撃つわ)


「風魔流・・!」

さきほどの掴みのように攻め伸びてくる手

「!(きた・・!ここから体を入れ込んでくる)」

「(今よ! →集中カウンターパンチ!!)」


「ブオオオン!!」


(え・・?)

が、 空を切るリズの強烈な横なぎのカウンターパンチ


「トン・・」

そのリズの手の上には 逆さまになったゲンゴの手が

わずかに宙にフワリと触れるようにして見えていた


「  」

それは一瞬音を置き去りにして影の形が羽ばたいているようだった

(上・・!)

思わず見上げるリズに影をつくる



「 雷迅らいじん旋 風 脚(せんぷうきゃく) !!」


「バリバリズガアアアアン!!!」

フワリと宙を舞った一瞬から切り替わって

リズによって制限された軌道を無視して むしろシールドごと壊しにいくような

強烈な風魔流直伝の力の荒技


「ズシュウア・・・!」

リズを守る闇の圧縮ウォーター・シールドが 

その回転する蹴りが当たった瞬間 砕け散る


「!」

そしてそのままリズに 雷をまとった強烈な回転が向かう

「ゴオオオオオオ!!」


しかしリズのウォーター・シールドが砕かれるわずかな間の時間で

リズはゲンゴの技に対する対処を決めて

とっさに身をそらして防御したことによって直撃を避けて

その攻撃を掠めるまでで抑えられたが


「バリイイイイイン!!」

「バキイ・・!」(メキィ・・)

「くっ・・!」

リズの支援防護魔法が全て強烈な旋風に巻き取られて 吹き飛んでしまった

さらに防御で蹴りを受けたリズの腕輪が衝撃でさらに変形してしまった


「まだだ・・!」(スッ・・

「(な・・)」

さらに瞬時に着地したゲンゴが 

流れる体勢から 攻撃をたたみかけようとしたところで


「リズ・・! グレイト・ファイヤー!!」

リズのすぐ横に かなり危なかったもののリズがピンチなのが見えて

かまわずアスラがグレイト・ファイヤーの炎を放つ


「ボゴオオオオオ!!」


「・・・ザッ」

ゲンゴはリズから一旦離れて 向かってきたグレイトファイヤーを

上空に飛ぶようにジャンプして軽くかわして

「スチャ・・」

少し離れたところに着地する


「シュウ・・」

とにかくリズの近くから 

ゲンゴを追い払うためのグレイト・ファイヤーだったので

深追いはせずにアスラの術はそこで解除される


「リズ・・大丈夫?」

「ちょっと腕がしびれちゃったわね・・でも大丈夫よ」


(・・・・)

(ゲンゴ・・あれは途中までは 確かに投げの動きだったわ

あのスピードで私のカウンター狙いまで見切って

キャンセルしたっていうの・・?)


着地した後のゲンゴは首に手をあてて

少し捻ってコキリと首を鳴らしている


「・・蹴られたからな お返しだ」


「・・・・」

(そういうこと・・、なんだよ~・・)


(いや・・でも裏があったのは間違いないわ

少なくとも私の出したウォーター・シールドに

直感でなにか違和感を感じていたんだわ)


・・

ゲンゴは立ってこちらの方を見ると


「ようやくスタートまできたな」


「・・・なんのこと?」


「お前らはこの大会でまだ見せていない 見せてみろ」


(ああ、そういうことね)

リズは守りの支援防護魔法がなくなってしまった自分の体を見る


「・・いいわよ 」

「アスラもいいわね」


「うん」



「ズ・・ズズズズズ・・・」

リズの体から邪悪で膨大な魔力が一旦広がっていき

それが渦を巻いて密度を高めながら収束して薄く体に張り付いていく


「はあ~~!!」

アスラも自分の魔力を炎のように爆発させて体に纏わせていく


「・・・」

(そう こいつらはまだこの大会で

自分の魔力オーラを攻撃では使用していなかった・・

これからだ 面白くなるのは)



「・・どうかしら?」

自身の魔力のオーラでコントロールした姿を見せるリズ

一瞬だけ妖しく淡い目の色がゆらゆらとちらついてゲンゴを覗いていた


(一瞬だが・・あの時 お前と向かい合った時の目を見た)



「第2ラウンドはじめといったところだな」



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