表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/73

【第一章】第六十八部分

裕璃音はふたりを見て、チンピラ悪党のように、舌なめずりした。

「あたいがあんたたちを食うよ~。」

裕璃音はふたりのスカートをいっぺんに捲った。

「あたいに魔法で勝とうなんて、百年早いんだよ~。」

裕璃音の勝因はあくまでゆめたちの準備ミスである。

裕璃音の目が虹色に輝いた。

「たくさんの花が咲いたよ~。ゆりの花じゃないけど~。お花畑は気持ち悪いうさぎやリスやネコでいっぱいだよ~。」」

裕璃音は瞳を真ん丸に拡大させて、ふたりのパンツをガン投影させていた。

「さぁ~てと、お花を摘むかな~。あっ、花摘みは、ネーチャン、コールガールじゃなくて、そのままの意味だからね~。」

裕璃音は両腕をカマキリのように頭上に掲げて、中庭で花壇に倒れているふたりに迫っていく。

「こういうことはゆっくり、ゆっくり、楽しむモノだよね~。」

裕璃音は震えるふたりのパンツに同時に指をかけた。

「やめて~!」

ふたりの悲鳴が裕璃音の鼓膜を強く揺さぶった、その時。

「ちょっと待つのだ~。」

楼里はパンツを見せた。黄色帽子、ブルーの幼女服のイラストパンツが陽の目を見た。

「ぐぬぬぬ~。」

裕璃音は唇を噛み締めてガマンしている。

「な~んて。うりちゃんにはお兄ちゃんに走った罪がある~。」

「ギクッ。」

「この際、気持ちをハッキリと確認したい~。お兄ちゃんなのか、あたいなのか、選んでくれる~。もちろん、あたいへの道を歩むと信じてるけどね~。」

「お姉さまはふかふか、お姉さまはふかふか。でもやっぱりふかふかは不可なのだ~。うりにはお兄ちゃんしかいないのだ!」

うりちゃんはあたいを裏切るのか、大切な大事なお姉さまをゴミのように捨てちゃうのか~?

裕璃音は悲壮感を無遠慮に撒き散らした。

うりは人生を見切ったのだ。謝罪はナッシングなのだ。

楼里は民間人を見下ろす官僚のように冷徹な顔になった。

ならば仕方ないね~。

攻撃を諦めた裕璃音。

ゆめたちはほっとして、大きく息を吸い込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ