【第一章】第六十五部分
「相手がそうくるのだから、こちらはこうするのよ!」
「まさか、赤空さん、アンなことを、ソンな風にやろうとなさるおツモリですの?」
「そう、わかってるなら話が早いわ。」
ゆめと緋景は、校内放送で、裕璃音を学校の中庭に呼び出した。一般生徒からよく見える場所である。
「こんな衆人環視のところで、いったいどんな悪巧みしようと言うんだ~?」
裕璃音は般若面のような疑心暗鬼に溢れまくった顔で、ゆめと緋景を睨んでいる。
「滝登さん、覚悟はいいわね。いくわよ。」
「ちょっ、ちょっと、心の準備が、まだ」
と言いながら。制服を脱いで、下着姿になっている緋景。顔は完熟リンゴのようになっている。ゆめもガバッと制服を剥ぎ取った。
「「「「「うおおお~!」」」」」
数少ない男子たちはお祭り騒ぎ。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「きゃあああ~!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
それ以上に、ゆり女子どもがヤンヤの拍手大喝采である。中には同調して制服を脱ぎ出す者も出てきた。
「「よし、超ハグ!」」
ゆめと緋景は抱き合ってから、くみつほぐれつの全身運動を展開した。
「うわあああ~!ガチガチゆりだわ~!」
女子たちは腰を激しく振っている。校内は艶やかな空気に支配されていた。
「な、なに。いったいなにが起こってるんだ~。なにって、ナニのこと~?」
裕璃音は女子たちに取り囲まれて、外が見えない状態で、カメのようにクビを伸ばして、窓を見ている。
「ホレホレ~。」
「惚れ惚れですわ~。」
お互いに顔をいろんな部位に押し付けているゆめと緋景。
生徒たちも応援を開始した。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「掘れ掘れ~。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
壮大なシュプレヒコールは裕璃音にも伝わった。




