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【第一章】第五十七部分

「それはゆりゆり推進~。でも男女交際の代替品じゃないよ~。デジタル魔法はマインドコントロールはできないけど、電子ロープで強制的なカップリングはできる~。くっついていると、自然に心が通って本当のカップルになるってものだよ~。だから、女子同士をくっつけるんだよ~、デジタル魔法でね~。それを電子ロープ作戦というんだよ~。もちろんアナログ魔法での防御はできないよ~。」

「ずいぶんとひどいことを言ってるわね。いくらいとこと言っても許されないことだわ。」

ゆめの言葉を聞いて、裕璃音の表情が変わった。

「いくら、ゆめちゃんでも、あたいに反抗は許されないよ~。」

『ギュッ』

ゆめの胴回りを拘束していた電子ロープが締め付けられて、ゆめのおっぱいがはみ出してきた。

「痛い。大きくなったのはうれしいけど。やっぱり痛い!」

生徒会室で、裕璃音に反抗する者はいなくなった。

鳴志司はついにその姿を現すことはなかった。


その日から、裕璃音の校則が施行された。

女子の机を離れないようにするんだわ。というウワサがすでに広まっていた。しかし、そんな事象はどこにも見られなかった。

2週間が経過したが、裕璃音の締め付けは特に行われた風情はなかった。


裕璃音が来てから、購買部でアクセを売ることが許可された。

女子高生のお小遣いで十分手の届く価格帯の小物で、デザインもよく、魅力的であったが、裕璃音が持ち込んだものというウワサが絶えず、生徒たちは警戒していた。売れていないことについて、裕璃音側は特に動きを見せなかった。

アナログ魔法使いの女子生徒たちは魔力が感じられないとは言っていたものの、警戒が解かれることはなかった。

ある時、ひとりの女子生徒が暗黙の禁を破って、イヤリングを買った。回りからは大丈夫か、との声がいくつも聞かれた。特に何らかのデジタル魔法がかけられてるかもしれない、アナログ魔法ではデジタル魔法を解除できないんだから、という不安が大勢を占めた。

しかし、そういうことは時間が解決する。

イヤリングは何ら魔法をかけられていないということがハッキリした。

その後、徐々にアクセ購入者が出てきた。アクセを持っている者はだんだんと仲がよくなっていった。

アクセを持ってない女子は、疎外感を覚えていた。仕方なくアクセを買うと、最初は邪魔だと思っていても、だんだんと不思議な仲間意識が芽生えていた。


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